10⽉19⽇(⽔)に発売となるAKB48 60thシングル『久しぶりのリップグロス』の発売を記念して、10⽉7⽇(⾦)〜10⽉9⽇ (⽇)の3⽇間にわたり⽇本武道館にて開催する『MX祭り︕AKB48 60th Single「久しぶりのリップグロス」発売記念コンサー トin武道館2022』。その1⽇⽬となる『リベンジ︕新チームお披露⽬コンサート』は新チームキャプテンの向井地美音・田口愛佳・浅井七海・倉野尾成美ら16名による『Beginner』で幕を開けた。


オープニングでは『臆病なナマケモノ』『Loss of time』 『ヤラカソウ』『アンジー』と、59thシングル『元カレです』に収録されている各チーム楽曲4曲を披露。さらに総勢64名で『元カレです』を披露し、圧巻のダンスパフォーマンスで会場のボルテージを⼀気に⾼めた。 冒頭のMCでは、向井地が「⽇本武道館という素晴らしい場所に⽴たせていただけることが本当に幸せだなと思います︕」と挨拶し、AKB48として9年6ヶ⽉ぶりに武道館でコンサートができた喜びを爆発させた。



MCが開けると、AKB48コンサート初出演となる17期研究⽣がステージに登場︕60thシングル『久しぶりのリップグロス』で研究⽣ながら選抜メンバーに⼤抜擢された佐藤綺星が少し緊張しながらもキラキラした表情で「17期研究⽣初のオリジナル楽曲を披露させていただきます︕」とコメントし『久しぶりのリップグロス』に収録となる『Wonderful Love』を初披露。続けて披露した『Seventeen』ではフレッシュな笑顔を会場中に届け、初のコンサートながらも存在感を⽰した。 17期研究⽣の初々しいパフォーマンスに続いて、再び新チームによるステージへ。


キャプテンによるくじ引きで決めた登場順でトップバッターを飾ったのは、⽥⼝チームK。『街⾓のパーティー』などをエネルギッシュなパフォーマンスで魅せると、続いて登場した向井地チームAは『Hate』『重⼒シンパシー』といった緩急つけた華やかなパフォーマンスで会場を魅了。浅井チー ムBは『B stars』などをキュートにパフォーマンスし、倉野尾チーム4はアップテンポなナンバー『Get you︕』や『初めての星』を⼒強く披露。各チームが現⾏の劇場公演楽曲を織り交ぜた3曲でチームの⼀体感を⽰し、個性が輝くステージを繰り広げた。 続くパートでは、キャプテンがテーマに沿ってチームメンバーを選抜し、チーム混合で7曲を披露。


「かわいい選抜」のテーマで登場した千葉恵里・山内瑞葵ら12名は『完璧ぐ〜のね』を披露し、トロッコを駆使しながら“ぐうの⾳も出ないほど完璧”なかわいさを会場中に振りまく。「セクシー選抜」の岡部麟・柏木由紀ら12名は『シャワーの後だから』を妖艶な表情で歌い上げ、「イケメン選抜」の岡田奈々・大盛真歩・下尾みうら8名はクールなナンバー『プライオリティー』を歌唱し、そのイケメンぶりを存分に発揮した。本田仁美・小栗有以・村山彩希ら11名は「ダンス選抜」として激しいダンスナンバー『NO WAY MAN』を披露し、息を呑むほど気迫を感じさせるパフォーマンスで観客を釘付けに。


終盤には、コンサート前に実施された「センター争奪︕VR映像コンテスト」で⾒事1位となった長友彩海がセンターを務め『ヘビーローテーション』を披露。続けて『久しぶりのリップグロス』選抜メンバー16名で『⼤声ダイヤモンド』『RUN RUN RUN』をパフォーマンス。さらにAKB48の代表曲『ポニーテールとシュシュ』『⾔い訳Maybe』を畳みかけると、ここで58thシングル 『根も葉もRumor』の踊ってみた動画でYouTubeでも注⽬を集めたKENZO(DA PUMP)がサプライズでステージに登場した。「共演が楽しみすぎて今朝5時から公園で踊ってきました︕」と気合⼗分のKENZOとともに、総勢66名でなんとフルサイズの『根も葉もRumor』をパフォーマンス。ところどころにDA PUMP楽曲『U.S.A.』のいいねダンスを取り⼊れながら、 観客もどよめくほど⼤迫⼒の”どえらいダンス”で会場を⼀つにし、本編を締めくくった。 


アンコールでは『久しぶりのリップグロス』に収録される、SHOWROOM選抜楽曲『Sugar night』と 1st Generation楽曲『運命の歌』をコンサート初披露。各チームキャプテンがコンサートを振り返り、浅井は「チームBメンバーが全員揃って“チームB” として活動するのは、今⽇が本当の初⽇だと思うので、こんなにたくさんの⽅に観ていただけて嬉しいです︕」と話し、⽥⼝は 「みなさんが温かくペンライトカラーをチームごとに変えて振ってくれたので、本当に嬉しかったです︕」と感謝を伝えた。 


するとここで、スクリーンに「⼤切なお知らせ」という⽂字が︕チーム8の軌跡を振り返る映像が流れ始める。2014年4⽉3⽇ の結成から今年で8周年を迎えたチーム8が、2023年4⽉に開催予定の「チーム8コンサート」および、AKB48劇場「チーム8 9 周年公演」をもって活動休⽌となることが発表され、突然の発表に会場も騒然となった。倉野尾は「いつかこういう⽇が来るんじゃないかなってどこかで思っていたので…休⽌ですし、チーム8が終わるわけではないと私は思うし、休⽌してもみんな仲間だし…これからもチーム8のことをみなさんはどこかで考えてくださったら…って思います」と⼤粒の涙を流しながら⾔葉を絞り出し、⼩栗は「映像を観ると今までの記憶が蘇ってきますし、チーム8だからこそみんなで頑張ってこれたんだなと改めて感じます。チーム8メンバーはこれからも⼼の中ではみんな⼀緒にいて、全員で⼀致団結して前向きにAKB48を盛り上げていきます︕」と熱い想いを話した。


向井地も「チーム8って本当にすごいなって思って…」と感極まって⾔葉を詰まらせながらも 「チーム8がいなかったら今のAKB48は成⽴していないと思います。兼任先のチームでの活動はこれからも続いていくので、 AKB48はもっともっと⼀つになって頑張っていきます︕」と⼒強く語ると、会場からは⼤きな拍⼿が起こった。最後は最新曲『久しぶりのリップグロス』を全員で披露し、『リベンジ︕新チームお披露⽬コンサート』は⼤盛況のうちに幕を閉じた。 


©AKB48