中国、通信・データ中継衛星の打ち上げに成功
【▲ChinaSat 1Eを搭載した「長征7A」ロケット(Credit: CASC)】
中国は日本時間2022年9月13日に、中国国営企業が開発した「長征7A」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた人工衛星は無事に軌道へ投入されたことを、複数の中国メディアが報じています。
打ち上げに関する情報は以下の通りです。
■長征7A(CZ7A Y5)
打ち上げ日時:日本時間2022年9月13日22時18分【成功】
発射場:文昌衛星発射センター(中国)
ペイロード:Zhongxing 1E(ZX 1E)(※衛星の名称は「ChinaSat 1E」や「Feng Huo 2E(FH 2E)」とも)
Zhongxing 1E(中星1E)は、CバンドとUHFに対応する第2世代の通信・データ中継衛星です。中国航天科技集団(CASC)は、高品質の音声・データ・ラジオ・テレビの伝送サービスに用いられるとWeiboで紹介しています。
また、開発を担当した中国空間技術研究院(CAST)は、Zhongxing 1Eが以前に打ち上げた同型プラットホームの「Zhongxing 1D」よりも重く大きいため、これまで使われてきた「長征3B」ロケットではなく「長征7A」ロケットで打ち上げられたと述べています。
なお、長征ロケットシリーズの打ち上げは今回で437回目となりました。
Source
Image Credit: CASC, CASTCASC - 我为“你”乘风破浪,“你”是我的彼岸--中星1E卫星研制与发射成功侧记CASC(Weibo)
文/sorae編集部 速報班