TBSで毎週金曜よる10時から放送中の、有村架純と中村倫也がW主演を務める金曜ドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』は、いよいよ次回が最終回。クライマックスのカギを握る3人に注目。




「もう一人」とは…

今夜放送された第9話では、放火の現場にいたのは大庭(赤楚衛二)ではなく、大庭の弟だと判明。そして焼死体で見つかった日向理一郎(平田広明)は、不動産投資詐欺被害にあっていたことが分かった。さらに大庭の弟によると、事件当時現場には自分と日向以外にもう一人誰かがいたという・・・。


カギを握る3人

9月16日(金)よる10時からは最終回となる第10話が放送となる。いよいよ物語もクライマックス。カギを握るのは、大庭の弟、詐欺被害者の日向の妻、そして大庭が勤める「ナカマル」の社長の3人だ。


大庭の弟で、実家で両親と暮らしている22歳の大庭拓(おおば・たく)を演じるのは望月歩。望月は、数々の作品に出演する今注目の若手俳優。金曜ドラマ『アンナチュラル』(2018年)にもゲスト出演し、殺人者を名乗ってライブ配信する男子高校生を演じて大きな反響を呼んだ。映画『五億円のじんせい』(2019年)と『向こうの家』(2019年)では主演を務めている。
拓が現場で見たという「もう一人」の存在がクライマックスのカギを握る。望月の繊細な演技に注目だ。



放火現場の焼け跡から遺体となって見つかった日向理一郎の妻・日向綾(ひゅうが・あや)を演じるのは山本未來。山本が金曜ドラマに出演するのは、『Nのために』(2014年)以来となる。
第9話で日向夫妻が不動産投資詐欺にあっていたことが明らかになったが、最終回では綿郎(さだまさし)が追っていた不動産投資詐欺事件と共通点が多いことが判明。同一グループの犯行ではないかと考えた石子と羽男から、同じく詐欺被害者である高岡(森下能幸)と共同で訴訟を起こすことを提案される。


大庭が勤める「ナカマル」の社長・刀根泰士(とね・やすし)を演じるのは人気お笑いトリオ・我が家の坪倉由幸。坪倉は、俳優としての評価も高く数多くのドラマへ出演している。
刀根は大庭に「うちのエースだから」と「グリーンエステート」の社長になる話を提案してきた人物。果たして、彼の狙いとは・・・。


放火事件と不動産投資詐欺、双方の事件解決に向け「潮法律事務所」が一丸となって証拠集めに奔走する。石子と羽男、執念の告発へ!最後まで目が離せない展開が待ち受ける最終回は、9月16日(金)よる10時から放送。


コメント

<望月歩>

このドラマはもともと普通に放送を観ていたんです。まさか自分が出るわけないなと思っていたので、オファーをいただいた時はびっくりしました。しかも以前お仕事させていただいた塚原さんと新井さんの作品だったので、すごくうれしかったですし、どういう役で関わるんだろうって楽しみでした。
拓は、自分の気持ちをうまく表現できないところがあるので、何がしたいのか、何を伝えたいのか、そこの一番強い思いを大事にして演じさせていただきました。


<山本未來>

過去に『Nのために』で、私の芝居を一回りも二回りも大きく引き出してくださった塚原あゆ子監督と新井順子プロデューサーとの再タッグとあり、最高にうれしく思うと同時にプレッシャーがほとばしりました!!
主演のお2人とは初共演でしたが、撮影が後半戦ということもあり、カメラの前以外でも非常に息が合っていて“微笑ましいなぁ”と思いながら拝見していました。
今回もリアルに起こりうる事案なので、諦めないで行動に移す勇気を皆さんにお届けしたいなと思い臨みました。


<坪倉由幸(我が家)>

このドラマは第1話から視聴者として楽しく観ていましたし、『アンナチュラル』『着飾る恋には理由があって』でお世話になった新井プロデューサーと塚原監督の作品にまた出演させていただけるということですごくうれしいです。
有村さんと中村さんとは今回初めて共演させてもらったんですが、その日はお2人とも早朝からずーっと撮影して疲れているのに、夜から入った僕に笑顔で挨拶してくれて、その後も待ち時間の時に近くにいらっしゃったんですけど、緊張して一言も話しかけられず、次会った時には!と思ったらご一緒するのはその日だけでした・・・。またお2人と共演できるように頑張ります!


最終回あらすじ

綿郎(さだまさし)が「何日か出かけてくる」とメッセージを残し、連絡が取れなくなった。綿郎が御子神(田中哲司)と一緒にいた目論見とは・・・。


一方、警察は拓(望月歩)が殺人事件の現場で見たという「もう一人」の人物を捜していたが、手掛かりがつかめない。


そんな中、石子(有村架純)と羽男(中村倫也)は、綾(山本未來)と高岡(森下能幸)が巻き込まれた不動産投資詐欺と、綿郎が追っていた不動産投資詐欺事件に共通点が多いと気が付く。同一グループの犯行ではないかと考えた石子と羽男は、共同で訴えることを高岡と綾に提案。大庭(赤楚衛二)も手伝い、法律事務所一丸となって証拠集めに奔走し、訴訟の準備を進める。


そして口頭弁論当日、羽男が法廷で顔を合わせたのは裁判官の父・泰助(イッセー尾形)。石子は新証言を持って法廷に駆け付ける予定だったが・・・。



■金曜ドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』最終回
9月16日(金)よる10:00〜10:54

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