子どもの暴行トラブル、誠意が感じられない加害者に「慰謝料請求」したい!
保護者にとって、子どもの学校トラブルは悩みの種です。時にケガをして帰ってくることもありますが、そこで問題となるのが加害者との交渉です。
中学1年の子どもがいる宮野さん(38)は、子どもに暴行をくわえた加害者から誠意ある謝罪がないことにモヤモヤしています。宮野さんのケースを元に、子どものトラブルで慰謝料が請求できるのか解説します。
(この漫画は弁護士ドットコムに寄せられた相談を元にしています)
春に中学校に入学した長男の拓海(13)。新しい友達もでき学校生活を楽しんでいるようでしたが、ある日、足にケガをして帰ってきたんです。
今も夫婦で仕事を遅刻・早退して拓海の通院送迎をしており、かなりの負担になっています。拓海も情緒不安定で、時おり元気がなさそうです。こうした場合、慰謝料を請求できるのでしょうか?
慰謝料請求が可能ということがわかり、一安心しました。今後、治療を継続して改善するのかどうか分かりませんが、お医者さんの元でまずは治療に専念し、請求のタイミングを見極めたいと思います。
【取材協力弁護士】
高島 惇(たかしま・あつし)弁護士
退学処分、学校事故、いじめ、体罰など、学校内におけるトラブルを精力的に取り扱っており、「週刊ダイヤモンド」にて特集された「プロ推奨の辣腕弁護士たち」欄にて学校紛争問題が得意な弁護士として紹介されている。
事務所名:法律事務所アルシエン
事務所URL:http://www.alcien.jp