あさり、はまぐり、鯛、花山椒など…。

春になると、今しか食べられない旬の食材を求めて、和食店に行きたくなる！

今回は、春の旬を思いっきり堪能できる和食店をピックアップ。

大切な人を誘って、このシーズンにしか味わうことができない贅沢なひとときを過ごそう！

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※当日の仕入れの状況もあるので、予約時にご確認ください。

※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。



1.上質な和の空間で春の鍋をいただく、大人な時間


割烹 藤＠中目黒

中目黒の東山一丁目交差点から少し先を曲がった路地に構える店。住宅街に映える、和の雰囲気漂う木造の入口が印象的で、玉砂利を敷いたアプローチや大きな白い暖簾が特別感を醸し出す。

名物は、はまぐりのしゃぶしゃぶ。希少な国産はまぐりの中でも一級品として名高い、桑名産のみを使用している。ぷっくりと身が詰まり、旨みが強いのが特徴で、優しい味わいの出汁も相まって身も心も温まっていく。

障子で仕切られた個室は4室用意し、一番奥の2名専用個室は隣り合って座る、珍しい個室スタイル。誰にも邪魔されないこの空間で、大切な人と贅沢な春のひとときを過ごしたい。



2.丸ごと炊き込むから、鯛めしが絶品！


一新＠代々木上原

代々木上原の商店街にあり、長年愛され続ける老舗日本料理店。尾頭付きの鯛を丸ごと一尾炊き込む「鯛めし」が、同店の春のごちそうだ。

1kg前後の鯛を炊き込む豪快さもさることながら、旨さの秘訣はその下拵えにある。鯛に塩をあてて一日置き、余分な水分と臭みを抜いて味を凝縮。米は、水と酒、利尻昆布のみで炊き、蒸らす時に塩焼きにした鯛を土鍋に投入する。

食べる際には、ご主人がきれいにほぐし、三つ葉共々ご飯に混ぜて提供。派手ではないが、しみじみと心に染みいる美味しさだ。



3.ちょっぴり刺激のある「花山椒のしゃぶしゃぶ」は春の贅沢


茂幸＠代々木上原

代々木上原から歩いて10分余り。閑静な家並みが続くその一角に、さりげなく構える隠れ家。3〜4月限定で登場する「花山椒のしゃぶしゃぶ」が見逃せない。

鰹出汁に醤油とみりんで味付けしたやや甘みのある出汁に、黒毛和牛のリブロースをさっと潜らせ、たっぷりの花山椒と共にいただく。和牛ならではの甘やかな風味と、花山椒の痺れ感とのマリアージュが堪らない！

靴のまま上がるのを躊躇するほどお家感溢れる店内は、カウンター席が8席のみ。民芸調の家具が和やかな雰囲気を醸し出す寛ぎの空間に浸り、春の訪れを感じたい。



4.春のあさり鍋をしっぽり堪能する、粋な夜を過ごせる


吉住＠恵比寿

恵比寿駅近くの駒沢通り沿いに構える老舗の和食店。長く愛され続けている名物が、「あさり鍋」だ。

春に旬を迎えるあさりは、大粒を厳選して仕入れている。あさり、白菜、水菜という決して派手ではないシンプルな具材にして、一度食べれば心がほぐれる滋味深さだ。

あさりと白菜を半分食べたら豆腐と水菜が入り、〆は雑炊。米はあさりの旨味をぎゅっと吸いながらも食べ心地は軽く、身体に優しく染みいる。日本料理の真髄ともいえる上質な味わいを楽しめるだろう。