「やま幸」のトロを贅沢に使った“おはぎ”！中目黒の人気立ち食い鮨
いま鮨好きの間で「あの店、知ってる？」と噂になっている鮨店がある。
週末だけ、鮨割烹を間借りして営業し、予約はインスタDMからの抽選のみで倍率は約15倍だという。
端正な江戸前鮨をコースで味わえる立ち食い鮨、そんな“イマドキデート”にぴったりな店をご紹介！
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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
場所は「中目黒GTタワー」2階の飲食アーケード
都内人気店の二番手をはじめとする職人たちが、週替わりで代わる代わる握る“ポップアップ鮨”。
そんな斬新なコンセプトで、話題を集めているのが中目黒駅すぐそばの『立ち食い鮨 まさ』だ。
ネタも上質で、特にまぐろはオーナー自らが豊洲市場で働き、まぐろの名仲卸「やま幸」とのパイプを作ったほど。
握り16貫に、つまみ3品がついて8,800円。脅威のコスパを誇るコースの一例を見ていこう！
「えぼ鯛昆布〆」
伝統的な江戸前仕事のクオリティに一貫目から感動！
千葉県竹岡産のえぼ鯛を5時間ほど昆布〆に。
締まった身は旨みも豊かで、火入れしてまろやかな味わいにした赤酢のシャリと見事にマッチ！
「春子鯛」
可憐な佇まいとしっとりした甘さに癒やされる！
これから旬を迎える春子鯛は塩で〆てから、酢おぼろに半日ほど漬け込む。
芝エビのおぼろをかませることで、柔らかい仕上がりになるのがポイント。
口に含むとあふれる、優しい甘みに思わず顔がほころぶ！
「やま幸」のまぐろ3連発でテンションは最高潮に！
「赤身」
お待ちかねのまぐろはまず「赤身」から。こちらは三宅島で延縄漁を用いたまぐろだ。
艶々と光沢を放ち、しっとりと潤いを帯びた握りを口にすれば、鉄分の濃い旨みや香りが一気に広がる！
「とろたくおはぎ」
四谷の名店『すし匠』のスペシャリテをオマージュした一貫。
「やま幸」から仕入れたトロを贅沢に叩いて、たくあんとネギを混ぜ、隠し味に少しのツメを加えた。
シャリが隠れるほどこんもりと盛られた、その圧倒的な存在感にうっとり！
トロの旨みと上質な脂をしっかりと感じさせながら、たくあんとネギの小気味良い食感とともに儚く消えていく。
「中トロ」
「中とろ」には京都・舞鶴で定置網を用いて獲れた本まぐろを。
細かく包丁を入れることでまぐろの味わいを高め、その上品な脂のり、とろける食感に唸る！
カウンター横にその日のまぐろの産地、漁法を掲示する。
めくるめく絶品握りはまだまだ続く！
「蛍烏賊のなめろう」
思わず日本酒が欲しくなる今が旬の握りも登場！
富山県産のホタルイカは酒肴の定番“なめろう”にして握りで提供。
中には生姜と大葉を入れて、3種の味噌で味を整えた。
余分なクセがなくなり、ホタルイカのリッチなコクを存分に楽しめる！
「煮帆立」
生とはひと味違ったホタテの美味しさを堪能！
酒と味醂にさっとくぐらせ、表面のみに火を通した「煮帆立」。
絶妙な火入れ加減でホタテの中がレア状に仕上がっているのがポイント。噛むほどに甘さがあふれる！
「雲丹」
リッチにとろけるクライマックスにノックアウト！
うには軍艦にせず握りで。たっぷりとした盛りつけがなんとも嬉しい。
北海道羅臼産のバフンうには、甘みが強くクリーミーな味わいが印象的だ！
ティーペアリングは1,000円
サクッと楽しみたい夜にピッタリなティーペアリングを用意！
お酒は＋200円で持ち込み自由だが、同店では鮨に合わせたティーペアリングを用意している。
お茶は日本茶専門店『寿月堂』から取り寄せ。右から「水出し玄米茶」、「柚子煎茶」、「五穀茶」の3種類。
お茶の渋みや香りが、魚の脂を心地良く中和してくれる！
『目黒 すし太一』の尾崎 純さん
この日握ってくれた気鋭の職人さんを紹介！
つけ場を任されたのは、祐天寺の人気店『目黒 すし太一』の二番手・尾崎 純さん。
かつて六本木の『鮓 村瀬』でも二番手を務めていたという確かな経歴が、その技術の高さを物語る。
煮る、〆るなど江戸前仕事に定評があり、カウンター越しのトークも軽快だ！
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怒涛の鮨コースは1回7人の2時間制。昼からの営業で1日4回転する日もある。
ネタと時間に余裕があれば、追加料金なしで追加注文も可能だというどこまでも懐が深い注目店。まずは当選するよう祈りたい！
