焼飯(チャーハン付き)ってどういうこと!? 京都の町中華『チャーミングチャーハン』で謎の人気メニューを頼んでみた
食楽web
歴史ある街・京都いえば、京料理をイメージする人が多いかも知れませんが、じつは中華料理も人気で、いわゆる町中華のお店も多数存在しています。世界の観光地でありながら職人や学生の街でもあるので、手軽にサッと食べられ、リーズナブルかつドカッと食べられる中華料理が人気なのです。
今回ご紹介する『チャーミングチャーハン』も、そんな京都の町中華の一つ。店名にも入っているチャーハンが名物で、全メニューに250円でチャーハンを付けてお得なセットにできます。しかしチャーハンを付けるこのサービスで、ちょっとおかしなことが起こっています。
一体、そのおかしなこととは何か!? お店で味わいながらその謎を紐解いていきましょう。
『チャーミングチャーハン』はプラス250円でチャーハンがセットに!
チャーシューメンチャーハン付 1000円
まず最初に選んだのは、街中華の定番である「チャーシューメン」。もちろんプラス250円でチャーハンを付けてセットで注文しました。
しばらくして運ばれてきたのがこちら。どこか懐かしい感じのするチャーシューメンとチャーハン。王道でシンプルなラーメンを食べたい時にベストという感じです。
セットのチャーハンは、香ばしくパラッとした食感。いつ食べても飽きのこないメニューが豊富な『チャーミングチャーハン』は、家の近所にあると嬉しい、何度も通いくなるお店でした。
焼飯に250円をプラスすると……
さて。ここまでであれば、至ってシンプルな町中華という感じ。すでにお気づきの人もいるでしょうが、「全メニューにプラス250円でチャーハンをセット可能」という点が引っかかります。
そうです、メニューには「焼飯」の文字。つまり、焼飯にもプラス250円で “焼飯のチャーハンセット”も可能ということなんですね。ということで、こちらも頼んでみました。
焼飯のチャーハン付 700円
それがこちら! 見事にチャーハンが二つ並んでいます。分かってはいたものの実際に目にすると、かなり奇妙な光景。ちなみにチャーハンと焼飯、呼び方に違いはあるものの、実際は全く同じものです。
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「それなら大盛のチャーハンでよくない?」というコメントも聞こえて来そうですが、チャーハンを食べ終わってもまだ、もう一皿チャーハンがあるという状況はとっても心強い。一心不乱にチャーハンを食べまくる経験ができます。
中華料理屋のランチメニューでは、ラーメン+半チャーハンというセットが定番ですが、「半チャーハンを1人前にして欲しい!」と思っている人にはとってもオススメ。焼き飯をおかずにチャーハンを食べたり、逆にチャーハンをおかずに焼き飯が食べられる状況となっています(どっちもチャーハンだけど)。
そうはいっても同じチャーハン同士なので飽きそう……。でも心配入りません。卓上に紅しょうがや食べるラー油(食べラー)が置いてあるので、味変が可能。お店オリジナルの食べラーはかなりのピリ辛タイプで、一皿はプレーンに、一皿は食べラーで味変して、という食べ分けが楽しめます。
ちなみに『チャーミングチャーハン』があるのは、堀川丸太町という二条城と京都御所に近く。「京都を旅行するけど京料理よりリーズナブルでボリューミー。それでいて、どこか京都らしいご飯が食べたい!」という人にもピッタリのランチです。
(撮影・文◎けいたろう)
●SHOP INFO
チャーミングチャーハン
住:京都府京都市中京区丸太町通り油小路西入ル丸太町27 高陽院ハイツ1F
TEL:075-211-0229
営:11:00~14:45、17:00~21:00
休:月曜
●著者プロフィール
けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。