山盛り約1.8kg！『男のオムライス EGG BOMB 新橋店』で超デカ盛りオムライスを食べてきた

2021年12月1日 10時49分

食楽web

　言わずと知れたランチ激戦区の新橋に、ボリュームのあるオムライスがあるんだよ～、ってことで向かったのは、その名も『男のオムライス EGG BOMB 新橋店』。男のオムライス？　なんかそれだけで強そうなイメージですが、果たしてどんなオムライスなのか。どんだけ男前なのか？　女が惚れるオムライスってこと？　なんてくだらないことを考えつつ店に向かいます。

アメリカンダイナーをイメージしたポップな雰囲気の店内。スマホからのオーダーがうまくいかないときは、口頭でも注文可能

　店に入り、席について衝撃。この店、完全非接触な流れで料理を注文する最新型のお店！　卓上にあるQRコードをスマホで読み込み、そこで好きな料理を選んだあと、オムレツ部分を「硬派な薄焼」タイプか「軟派なフワトロ」タイプかセレクト。そしてゴハンの量を200～600gまで選んで、ソースをケチャップかデミグラスか選んで、と、オーダー完了までスマホで入力していきます。

　これがwithコロナ時代の注文方法なんだ～、っとしみじみ。21世紀中頃には、きっとこのスタイル、日常になるんだろうなぁ～。ちなみに支払いは現金でもOKです。スマホ決済じゃなくて大丈夫。

卓上にあるQRコード。で、サイト内メニューの中にデカ盛りオムライスを発見。これだ～！

　メニューだけではなく、オムレツの薄いかトロトロか、ソース、ゴハンの量などをカスタマイズできるうえ、トッピングはベーコンやチーズ、マッシュポテトなど13種。かなりのカスタム感。

　そして、発見！　「BIG SELECT」と書かれた「EGG BOMB 1kgオムライス」（1800円）！　オムレツ部分は「軟派なフワトロ」にして注文決定です！

想定外の唐揚げのボリュームに衝撃！「EGG BOMB 1kgオムライス」約1.8kg

「EGG BOMB 1kgオムライス」1800円。オムライスが1kgで、唐揚げ6個が添えられている

　スマホの画面で唐揚げらしき姿は確かに写っていた。がしかし、卓上に現れたのは、山となったオムライスの横に、大きめの唐揚げ6個！　巨大な山の横に6個！

　早速計測です。直径約18cm、高さ10cmのオムライス、そして唐揚げと合わせての重さは1830g（器の重さを除く）。ざっくりですが、おそらく中のゴハンが1kgで、ソースと卵で300g前後、唐揚げが6個で400～500g、ってこと？

「通常は唐揚げ3個なんですが、このメニューだけは唐揚げが6個つくんですよ」と話すのは店長の新井さん。サプライズ感がすごい。確かに1kgのお米に唐揚げ3つじゃね、って思うけれど、まさか6個もあるとは！

オムライスの高さは約10cmだが、そのオムライスに添えられた唐揚げが高さを出していることに。唐揚げ弁当でも6個入りって中々ない気がする

　早速一口！　デミグラスソースがたっぷりかかった、とろとろの卵の中には、タマネギや鶏肉、コーンが入ったケチャップライス。もちろん、一口目からうまいっ！　って感じるしっかりとした味付けです。

　そして唐揚げは醤油だれベースで、ニンニクが効いた、みんな大好きな味。衣がカリカリを超えてザックザク。オムライスが濃厚な美味しさのせいか、揚げ物なのになぜかさっぱり味に感じる絶妙のバランス。卵のフワトロ、ケチャップライスの中のコーンのプチッ、そして時々唐揚げのザクッ、とそれぞれの食感もいいアクセントになっています。

卵は通常の2枚分がかかっている。柔らかい～。だから唐揚げのカリッとザクっと感といい対比になっている

　そもそも、なぜ店名が『男のオムライス』なのかを聞くと「オムライスの専門店は、男性が一人で気軽に入れるようなところが少ないと思ったのがきっかけですね。あえて男のオムライス、とすることで、男性客が入りやすくしたのがきっかけなんですよ」とのこと。

　そして「うちは非接触のオーダーだから、500gや600g、1kgのオムライスを食べたいけれど、ちょっと恥ずかしい、という人にもいいんですよ」とニッコリ。こっそり1kgオムライスを食べたいOLさんとか、大喰いだってバレたくない人とか。声に出さずに注文できるのは嬉しいかも。

カスタマイズを駆使して、マイベストなオムライスを食べに来てください」（店長の新井さん）

　トッピングは唐揚げやカニコロ、ポークカツレツなどがっつり系が人気とのこと。大人のお子様ランチ状態なんだろうなぁ。気持ちはわかります。ちなみに、エビフライやカニクリームコロッケなどフライがゴロゴロのった「おとな様オムライス」（1930円）、もあります。

　そして、オムレツ部分ですが、若い人はとろとろの「軟派」が多く、世代が上になるにつれて薄焼きの「硬派」が増えるそう。きっと、子供の頃に母親が作ってくれた家庭の味、なのかも。ここに来たら、世代を超えてオムライスや思い出の味で盛り上がれそうです。今回紹介した1kgのオムライス以外はテイクアウト可能。なので、時間がないときや満席の時は、持ち帰って食べるのもおすすめです。

　ということで、非接触で注文できて、カスタマイズがいろいろできて、男性一人で入りやすく、大喰いが恥ずかしい人も大満足できるオムライス専門店。次回は、薄焼玉子でケチャップにして、昭和の王道オムライスにするか、トッピングをいろいろ足しまくって、ゴージャスオムライスにするか。究極のわがままオムライス目指して、色々食べ比べをしたくなるお店でした。

（取材・文◎いしざわりかこ）

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