パナソニックは10月29日、モバイルノートPC「Let's note」(レッツノート)の2021年秋冬モデルを発表した。店頭向けには、夏モデルで初登場した14型の「Let's note FV」に加え、12.1型の「Let's note SV1」、12型の2in1 PC「Let's note QV1」をラインナップする。

全モデルでWindows 11 Pro 64bitをプリインストールし、最新OfficeのMicrosoft Office Home & Business 2021を搭載した。価格はオープンで、店頭予想価格は242,000円前後から。発売は、SV1とQV1が11月19日から、FV1が12月10日から。

○レッツノートFV1

レッツノートFV1は、テレワークと出社を両方こなすハイブリッドな働き方(ハイブリッドワーク)を支援する


レッツノートFV1は、13.3型PCとほぼ同等のサイズで14型画面を搭載したモバイルPC。14型のディスプレイはアスペクト比3:2で、解像度はQHD(2,160×1,440ドット)で、ベゼルはレッツノート史上最薄の5.3mm(サイドのみ)を実現している。

プロセッサは第11世代Intel Coreを採用し、CPU性能のパフォーマンスを最大化する独自機能「Maxperformer」も搭載する。また、秋冬モデルでは、これまでパナソニックストアモデル(Web直販モデル)として展開していたIntel Evoプラットフォーム対応モデルが、初めて店頭向けに加わった。Evoモデルではタッチパネルやバックライトキーボードを搭載するほか、USB Power Delivery対応のACアダプター(100W)が付属する。

レッツノートFV1 ブラック


機能面では、ボックス型スピーカーや音響効果ソフト「Waves MaxxAudio」、Intel GNA対応のAIノイズ除去機能を組み合わせた、音声を聞きやすくするソリューション「COMFORTALK」に対応する。

14型で1kgを切るレッツノートFV1は、オフィスワークとリモートワークを組み合わせるハイブリッドワークに適したWindows 11を搭載したことから、自宅やオフィス、サテライトオフィスなど複数の拠点を行き来するユーザーの生産性をより向上できるとしている。店頭予想価格は242,000円前後から。

13型PC相当のサイズに14型画面を搭載しているため、小さめの鞄にも入れやすい


○レッツノートSV1

レッツノートSV1 シルバー


レッツノートSV1は、光学ドライブを載せた12.1型ノートPC。2021年秋冬モデルは、店頭向けに4モデルを用意。音響効果ソフト「Waves MaxxAudio」、Intel GNA対応のAIノイズ除去機能を搭載している(ボックス型スピーカーは非搭載)。店頭予想価格は269,500円前後から。

○レッツノートQV1

レッツノートQV1 ブラック&シルバー


レッツノートQV1は、ディスプレイが360度回転する2in1タイプの12.0型ノートPC。プロセッサは第11世代Intel Coreを採用し、夏モデルからブラック&シルバーのストレージ容量が強化された。音響効果ソフト「Waves MaxxAudio」、Intel GNA対応のAIノイズ除去機能も搭載。店頭予想価格は308,000円前後から。

○レッツノート パナソニックストアモデル

レッツノートの2021年秋冬モデルは、店頭向けのほか、構成をカスタマイズできる「パナソニックストアモデル」(Web直販モデル)も同時発表された。

レッツノートQV1シリーズ プレミアムエディションで用意される、25周年記念モデルのブロッサムゴールド


Web直販モデルは、レッツノートFV1シリーズ、レッツノートSV1シリーズ、レッツノートQV1シリーズの3種類をラインナップ。いずれの機種も通常モデルと、上位のプレミアムエディションを揃える。

発売日と価格は、FV1シリーズが12月下旬発売で、価格は276,100円から。SV1シリーズが11月19日発売で、価格は259,600円から。QV1シリーズも11月19日発売で、価格は283,800円から。

店頭モデルと同じく、全機種でWindows 11 Proを搭載するほか、カスタマイズでMicrosoft Office Home & Business 2021を選択可能。FV1シリーズでは、標準のファーストSSD(PCle 4.0接続)に加え、新たにセカンドSSD(PCle 3.0接続)を選択できるようになり、最大4TBの大容量ストレージを搭載可能となった。

また、QV1シリーズでは、限定色ブロッサムゴールドを採用した25周年記念モデルを展開。通常天板に加え、SNSの人気投票で選ばれた特別デザイン天板2種類「淡藤色の渚(あわふじいろのなぎさ)」「暮色の宵(ぼしょくのよい)」も用意される。

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加えてQV1シリーズではプレミアムエディション向けに、職人が特殊なグラインダーを用いて天板に直接ラインを彫り込む1点ものの限定天板「グラインダーアートネイビー」も選択できる。

SV1シリーズでは、従来からの天板バリエーションに「ディープメタル」色が追加された。







秋冬モデルで新しく登場する天板。左から順に「淡藤色の渚(あわふじいろのなぎさ)」「暮色の宵(ぼしょくのよい)」「グラインダーアートネイビー」





透明感のある青で奥行きを感じさせるグラインダーアートネイビー。角度によって違う見え方を楽しめる





淡藤色の渚。海の波をイメージしたデザインで、ピンクゴールドをベースに落ち着いたカラーを組み合わせた上品な仕上がりになっている





暮色の宵。鮮やかな夕焼け空をイメージしたもので、ピンクや赤、黄色、青、紺が緩やかに混ざり合っている