新製品発売でアップルのシェアが80%超え、タブレット端末市場での独走続く

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 タブレット端末市場でアップルの週次シェアが80%を超えた。これは過去3年の販売台数シェアで最も高い。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から明らかになった。

 9月24日、アップルが第9世代iPadと第6世代iPad mini発売したことで、9月20日週にシェア81.7%を獲得。過去3年で最高の週次シェアを記録した。2番手のレノボ・ジャパンや、3番手のNECに対して70ポイント以上の差をつけての独走だ。

 販売台数指数でも、9月第2週の69.8から予約を開始した翌9月3週には167.8まで急上昇。発売日の9月24日を含む9月4週には259.1と直近半年間で最高の指数を記録した。一方、第5世代iPad Proの予約を開始した4月5週の指数は156.9にとどまっていた。今回、iPadとiPad mini、2シリーズの新製品を同時に発売したことで、市場により大きなインパクトを与えた。

 昨年まで2番手につけていたHuawei Technologiesは米中貿易摩擦の影響で失速。最大の競合が消えたことも8割シェア達成の要因になった。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

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