スマホの顕微鏡カメラが凄い! OPPO「Find X3 Pro」のマイクロスコープが写し出す世界

写真拡大 (全12枚)

人によっては閲覧注意の画像になるかもしれない。
それほど我々が普段見ている景色とはまったく異なる世界を写し出すのが、
OPPO(オッポ)のフラッグシップスマートフォン「Find X3 Pro(ファインド エックススリー プロ)」の顕微鏡(マイクロスコープ)カメラだ。

Find X3 Proは、KDDI(au)向けモデルが今年6月30日から、SIMフリーモデルが今年7月16日から販売されている。au向けモデルの発売時価格(金額はすべて税込)は122,095円、SIMフリーモデルの発売時価格は118,000円と10万円を超えるハイエンドモデルだ。

Find X3 Proが高機能、高性能なのは当然なのだが、とくにカメラ機能の充実度が凄い。
そのひとつに、他社のスマートフォンでもなかなか見ない「顕微鏡」モードがある。

Find X3 Proは、通常のマクロ(接写)撮影からさらに進化したマイクロスコープ(顕微鏡)カメラを搭載しているのだ。

そんなFind X3 Proの「超接写」の世界を紹介しよう。

なお、今回は顕微鏡モードを中心に紹介するが、Find X3 Proでは一般的なマクロ(接写)撮影も可能だ。

■操作は超簡単、撮影はやや難易度高め
まずは、操作方法と撮影方法を簡単に説明する。標準カメラアプリを起動させ、撮影モードの「その他」の中にある「顕微鏡」をタップするだけで顕微鏡カメラが起動する。


「その他」の中にある「顕微鏡」をタップするだけ


顕微鏡モードを起動すると、背面の顕微鏡カメラがリング状に点灯する。
顕微鏡モードでは被写体に限りなく近付いて撮影するため、被写体は本体の影に入り光量不足になってしまう。この問題を補うため、顕微鏡モードにすると自動でライトが点灯するのだ。



背面カメラ。顕微鏡モードOFFの状態(画像=左)とONの状態(画像=右)


つまり、この光っているカメラが顕微鏡カメラなのだ。
このカメラ位置を意識しながら撮影したい場所にカメラを向ける。

カメラレンズを被写体にピッタリとあてるよりは、やや浮かせることでピントが合いやすくなるのだが、慣れるまではなかなかピントが合わない。
また、すぐ動いてしまうものや、固定できないものなども、ピントを合わせるのが難しい。
顕微鏡モードでの撮影は、根気も必要になる。

30倍および60倍のズームを切り替えできるが、こちらも通常のズーム撮影と同様に、高倍率になるほどブレやすい。一般的なマクロ(接写)モードでの撮影というより、100倍ズームのような超望遠モードで撮影している感覚に近い。


■超接写!マイクロスコープの世界
それでは早速、顕微鏡モードで撮影した画像を紹介しよう。
まずは、冒頭の撮影シーンで使った布マスクからだ。


「写真」モードの等倍で撮影(画像=左)、顕微鏡モードの30倍で撮影(画像=中央)、顕微鏡モードの60倍で撮影(画像=右)



不織布マスクを「写真」モードの等倍で撮影(画像=左)、顕微鏡モードの30倍で撮影(画像=中央)、顕微鏡モードの60倍で撮影(画像=右)


マスクを撮影しただけで、これだけ別世界を見ることができる。
冒頭で人によっては閲覧注意かもしれないと断りを入れたのは、
あまりにも拡大した写真は苦手という人もいるからだ。

ここからは注意して見てほしい。
そして、ここからはクイズ形式で紹介する。
顕微鏡モードで撮影した画像を先に並べ、その後、何を撮影したのかを画像を交えて説明していく。


顕微鏡モードの30倍で撮影(画像=左)、顕微鏡モードの60倍で撮影(画像=右)



顕微鏡モードの30倍で撮影(画像=左)、顕微鏡モードの60倍で撮影(画像=右)



顕微鏡モードの30倍で撮影(画像=左)、顕微鏡モードの60倍で撮影(画像=右)



顕微鏡モードの30倍で撮影(画像=左)、顕微鏡モードの60倍で撮影(画像=右)



顕微鏡モードの30倍で撮影(画像=左)、顕微鏡モードの60倍で撮影(画像=右)


さて、5種類の画像を並べてみたが、いったい何を撮影したかおわかりいただけただろうか?

正直、これらのサンプル画像を撮影するには、結構、時間がかかっている。
ほかにも色々撮影した中で厳選した画像なので、ぜひ5つとも考えて当ててみてほしい。

それでは、ここからは何を撮影したかを説明していく。

1つ目は簡単だったかもしれない。シマツナソという植物の葉だ。
屋外で自然光もあったため、鮮やかな緑色がとても綺麗だ。しかし、柔らかい葉を指で押さえながらの撮影は、ピントを合わせるのに苦労した。

2つ目は1円硬貨だ。
アルミニウム製の通称1円玉にはたくさんのキズが付いていることがよくわかる。


シマツナソ(画像=左)、1円硬貨(画像=右)


3つ目は500円玉硬貨だ。
肉眼ではほぼ認識できない「NIPPON」と刻印されているマイクロ文字が確認できる。紹介した画像では「NIPPON」の「PP」の部分を写している。

4つ目は1万円紙幣。
裏面に描かれている平等院鳳凰堂の鳳凰像の首元だ。紙質はもちろんだが、インクがとても立体的であることがよくわかる。

そして最後、5つ目はフライドポテトの焦げた部分だ。
全体的にツヤツヤしており、表面に油が付着していることがよくわかる。


500円硬貨(画像=左)、1万円紙幣(画像=中央)、フライドポテト(画像=右)


いかがだっただろうか。
Find X3 Proの顕微鏡モードは、普段、我々が目にしている光景とはまったく異なる世界を写し出すことができる。

Find X3 Proの顕微鏡モードがあれば、これまでと違ったカメラ撮影を楽しめることは間違いない。

また、InstagramをはじめとしたSNSなどで写真を頻繁に投稿している人にとっても、活用できるだろう。機会があれば、ぜひ超接写の世界を試してみてほしい。

OPPO Find X3 Pro | オウガ・ジャパン



執筆:S-MAX編集部 2106bpm