みなさんは個室トイレで用を足している時に、ドアをノックされたことはないだろうか。

ドア前に立つ人：「コンコン...」

筆者：「ゴホンッゴホンッ」（入っているアピール）

こんなやり取り（？）を、筆者は何度もしたことがある。

多くのトイレでは、個室外のドアノブあたりに「使用中」を示す赤いマークが出るようになっている。もちろん、鍵もかかっている。中に人が入っているか、ドアを叩かなくてもわかるはず。

それなのにわざわざノックする人は、何を考えているのだろう――。これは筆者の長年の疑問である。

「急かすため！」「10分以上はノックする」

はじめに断っておくと、筆者（男性）は立って用を足すのが好きではないタイプの人間だ。そのため、外出先で用を足すときは、ほぼ必ず個室トイレに入る。

筆者の肌感覚だと、月に1、2回程度は「コンコン」とドアノックする人に出くわす。


コンコン...（画像はイメージ）

そんな時は、入っていることをアピールするために「ゴホンッ」と咳払いしたり、「入っていますよ」とわざわざ声にだしてみたり...。表示を見れば使用中だとわかるはずなのだが、ノックする人は、筆者がアピールしないと個室トイレに入っていることがわからないのだろうか。

筆者のように、わざわざドアノックする人に対して、「なぜ」と疑問を持つ人は少なくない。女性向け掲示板「ガールズちゃんねる」には、「トイレでノックしてくる人はどういうつもりでやってるのか知りたい」というトピック（20年2月8日）があった。

「他にも個室が空いてるのに、わざわざノックしてくる人がいます。中に人が入っていない時はドアが開くようになっているタイプのトイレです中に人がいて鍵がかかっていると、赤い表示になるので外から見て分かると思います。
私は人が入っているのが分かっているのに、ノックするのは急かすことになるのでノックしないのですが一体どういう気持ちでトイレをノックしているのですか？」

人が入っていると分かる状況でノックすることは「急かすこと」になるのではないか。どんな気持ちでトイレをノックするのか、というトピ主の問いかけには

「急かすため！」
「長いなー中で倒れてない？って感じかな？」
「10分以上はノックする」
「鍵かかってるかどうか判断できない人とかはノックするよね。いきなりドアノブひねる人もいるしあれは本当にビックリする」

といった反応が寄せられていた。たしかに開閉や赤青のマークがないトイレでは、鍵がかかっているかどうか分からない場合はあるだろう。

だが、人が入っているかどうか判断するだけなら、そーっとドアを押して（場合によっては引いて）確認するだけでいいのではないだろうか。急にコンコンされたら、焦ってしまって出るものもでない。お互いにとって、悪循環だろう。

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