Amazonのスマートスピーカー「Echo」シリーズは、5980円の「Echo Dot」が最も低価格なモデルでしたが、さらに低価格になった「Echo Flex」が2019年12月2日(月)に登場予定です。これまでのEchoとは異なる電源ケーブルのないプラグイン式のEchoの使い心地を実際に使って確かめてみました。

Amazon | Echo Flex - プラグイン式スマートスピーカー

https://www.amazon.co.jp/dp/B07PGX7GC9/

目次:

◆フォトレビュー

◆セットアップ

◆音楽の再生

◆「モーションセンサー」を使ってみた

◆「ナイトライト」を使ってみた

◆フォトレビュー

「Echo Flex」のパッケージはこんな感じ。



Echo FlexはEchoやEcho Dot with clockのように電源ケーブルを使用するのではなく、本体を直接コンセントに挿して使用します。



内容物はEcho Flex本体と説明書。



前面にはLEDライト、アクションボタン、マイクオフボタン、スピーカーがついています。ただし、これまでのEchoシリーズにはついていた音量調節ボタンが、Echo Flexにはついていませんでした。



裏面のプラグは折りたたんで収納できないタイプ。



天面には特に何もなし。



底面にはUSB Type-Aポートがあります。



右側面には3.5mmステレオ出力端子。



左側面は何もなし。



大きさは72mm×67mm×52mmで、交通系ICカードと比較するとこのくらいです。重さは150g。



高さがあるので、2連のコンセントに挿す場合は下側に挿した方がよさそうです。



USB Type-Aポートは、充電ケーブルを接続すればスマートフォンなどを充電することもできます。



◆セットアップ

Echo Flexを使用するには、AlexaアプリとWi-Fiに接続できる環境が必要です。Alexaアプリは以下のURLからダウンロードでき、今回はiOSアプリを使用します。なお、Alexaを使用するにはAmazonアカウントと紐付けが必要です。

「Amazon Alexa」をApp Storeで

https://apps.apple.com/jp/app/amazon-alexa/id944011620

Amazon Alexa - Google Play のアプリ

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.amazon.dee.app

Amazon Alexaのアプリをインストールし、ダウンロードが完了したら「入手」をタップします。



ログイン画面が表示されるので、AmazonアカウントIDとパスワードを入力してログインをタップ。



利用規約に同意して「続行」をタップ。



「私は(アカウント名)です」をタップすればログインは完了。



続いて、アプリとEcho Flexを連携させます。画面下部の「デバイス」タブをタップし、右上の「+」をタップします。



「デバイスを追加」をタップ。



赤枠のEchoのアイコンをタップ。



「Echo Flex」をタップ。



Echo FlexのLEDライトがオレンジ色になっていることを確認して「はい」をタップ。



Bluetooth設定についての画面が表示されたら「設定」をタップ。



BluetoothをONにして、緑色の状態にします。



「続行」をタップ。



Wi-Fiネットワークを選択する画面が表示されるので、使用したいWi-Fiネットワークを選択します。



「続行」をタップ。



Amazonアカウントに登録されている住所が表示されるので、設定したい住所を選択し、「次へ」をタップすればセットアップは完了。



◆音楽の再生

Echo Flex本体には音量調節ボタンが無いので、アプリで音量を調節します。まずデバイスタブを選択して「Echo・Alexa」をタップ。



一覧からEcho Flexを選択。



「オーディオ」にあるボリュームをスライドして音量を調節できます。



Echo FlexをPCやタブレットなどとBluetooth接続すれば、スピーカーとしても使用できます。以下のムービーは実際にEcho Flexから音楽を再生してみたところ。

プラグイン式スマートスピーカー「Amazon Echo Flex」で音楽を再生して音質をチェックしてみた - YouTube

なお、2019年10月16日(水)に登場した第3世代のEchoはこんな音質。

第3世代「Amazon Echo」で音楽を再生してみた - YouTube

Echoと同じ2019年10月16日(水)に登場した第3世代のEcho Dot with clockの音質はこんな感じ。

第3世代「Amazon Echo Dot with clock」で音楽を再生してみた - YouTube

低温の響きや音の広がりは、やはりDolby対応プレミアムスピーカーを搭載したEchoが一番といったところ。EchoやEcho Dotはスピーカーが360度全方向に響くのですが、1方向にしかスピーカーが無いEcho Flexは音の響きや迫力に欠けるうえ、少々ノイズがあるように聞こえるのですが、よほど神経質でなければ気にならない程度です。

◆「モーションセンサー」を使ってみた

Echo Flexは別売のアクセサリを接続することで機能を追加できます。「モーションセンサー」と「ナイトライト」の2種類を試しに使ってみました。



以下がモーションセンサーのパッケージ。モーションセンサーを使えば、Echo Flexを声だけでなく動きでも操作できるようになります。



箱から出したモーションセンサーがこちら。中央にある半透明の丸い物体がセンサーになっています。



天面にあるUSB-TypeA端子をEcho Flex本体に接続します。



Echo Flex底面にあったUSB Type-Aポートに接続します。



接続するとこんな感じ。



モーションセンサーの機能を使えば、動きを検知した時に「おはよう」や「おかえりなさい」と発声させたり、不在時に「リビングルームで動きを検知しました」とスマートフォンにメッセージを送信することができます。以下のムービーは動きを検知したときに「おはよう」「今日の話題」を発声するよう設定したもの。

プラグイン式スマートスピーカー「Amazon Echo Flex」にモーションセンサー機能を追加してみた - YouTube

動きを検知したときに「おはよう」「今日の話題」を発声するよう設定するには、まず画面左上のアイコンをタップします。



「定型アクション」をタップ。



「定型アクションを作成」をタップ。



「実行条件を設定」をタップ。



「First Motion sensor」をタップ。



「検出」を選択して「次へ」をタップすれば実行条件の設定は完了。



次に「アクションの追加」をタップ。



「おはよう」と「今日の話題」を話すようにするには「Alexaのおしゃべり」をタップ。



「おはよう」をタップ。



「次へ」をタップ。



保存を押して定型アクションを保存すれば、設定完了です。「おはよう」や「今日の話題」以外にも、「天気予報」や「交通情報」「ニュースの読み上げ」などさまざまな機能があるので、出かける前などのちょっとした情報確認にも役立てることができます。



◆「ナイトライト」を使ってみた

ナイトライトはLEDライトを点灯させることができるアクセサリ。最大20ルーメンの明るさで、常夜灯やベッドサイド用の読書灯、間接照明に使えます。なお、部屋全体の照明には適していません。



本体はモーションセンサーと似たような形をしています。



天面にはUSB-TypeA端子。



底面にLEDライトがついています。



大きさもモーションセンサーとほぼ同じ。



Echo Flex底面のUSB Type-Aポートに接続して、光らせるとこんな感じ。



ライトの色や光量はアプリから設定できます。実際にアプリからライトを調節する様子は以下のムービーで確認できます。

LEDライトをスマホアプリで自在に調節できるプラグイン式スマートスピーカー「Amazon Echo Flex」 - YouTube

音声でライトのオン・オフを切り替えることもできます。以下のムービーのように「Alexa、おやすみ」と言ってライトを消すように設定することも可能。

「Alexa、おやすみ」と言ったらライトを消してくれるプラグイン式スマートスピーカー「Amazon Echo Flex」 - YouTube

「Alexa、おやすみ」と言ってライトを消す設定は、定型アクションの設定から行えます。まず画面左上のアイコンをタップ。



「定型アクション」をタップ。



「定型アクションを作成」をタップ。



「実行条件を設定」をタップ。



「開始フレーズを設定」をタップ。



「アレクサ」は固定されたフレーズなので、「おやすみ」を入力して「次へ」をタップします。



次に「アクションを追加」をタップ。



「スマートホーム」をタップ。



「照明」をタップ。



ナイトライトはデフォルトの設定では「一番目ライト」という名前になっているので、「一番目ライト」をタップ。



オン・オフの切り替えを行うので「電源」をタップ。



赤枠部分をタップして「オフ」に設定し「次へ」をタップすれば設定完了です。



モーションセンサーによって音声以外での操作ができるようになるので、定型アクションを設定しておけばわざわざ声を出さなくても身ぶり手ぶりでAlexaを使用できる点は魅力的です。一方で、ナイトライトはプラグイン式のため使用場所が限られ、使いたい場所にコンセントがあればいいものの、無ければ延長コードを用意しなければならず、ライトもそこまで明るくないので活用方法があまり思いつかないのが正直なところ。ですが本体の価格は2980円とEchoシリーズの中でも低価格で、他のEchoと同様に音楽を再生したり、音声でAmazonの商品を注文したり、ニュースなどを聞いたり、Alexaとおしゃべりを楽しんだりでき、かなりお得とも言えます。1万円以上のEchoとほぼ同じ機能が使えるので、今までEchoを使ったことのない人がお試し感覚で買ってみるのにおすすめという印象でした。

「Amazon Echo Flex」は12月2日(月)発売予定で、Amazon.co.jpでは記事作成時点で税込2980円で購入可能です。「モーションセンサー」「ナイトライト」はそれぞれ1780円となっています。

Amazon | Echo Flex - プラグイン式スマートスピーカー



Amazon.co.jp: 新登場 【Echo Flex用】 Third Reality モーションセンサー (Made for Amazon認証取得): Kindleストア



Amazon.co.jp: 新登場 【Echo Flex用】 Third Reality ナイトライト (Made for Amazon認証取得): Kindleストア