「軽減税率」導入で観光地が困る? 食べ歩きマナー悪化に不安の声
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2019年9月24日放送の「教えて野口さん」のコーナーでは、近江町市場(金沢市)で起きている「食べ歩き問題」を取り上げていました。
北陸新幹線の開業で観光客が増えた近江町市場。地元住民から、観光客の食べ歩きのマナーの悪さが指摘されているのです。
持ち帰りだと「8%」に
食べ歩き問題で大きな逆風
観光客にとっては、魅力的な観光地での「食べ歩き」。
全国でも東京築地や大阪の道頓堀、横浜中華街、岐阜の高山などが食べ歩きをする観光客で賑わっています。
しかし、その一方で「行儀悪い」「見苦しい」といった苦言も。なかには、「ソフトクリームや団子のタレで服が汚れる」といった意見も出ています。
そうした指摘を踏まえ、近江町市場では食べ歩きを控えるように訴える場内アナウンスを放送。観光客に自粛を呼びかけています。
しかし、10月からの消費増税が、食べ歩きに影響するかもしれないのです。
軽減税率で、店内飲食だと税率10%ですが、持ち帰りだと8%。これは食べ歩き自粛に逆風だと考えられます。
イートインスペースはあるものの、安いなら持って帰ろうというお客さんも増えるはず。
それでも「市民の台所」を原点にしている近江町市場。住民を大切にする姿勢が観光客にも受け入れられ、食べ歩きがなくなっていくことを願っています。
(ライター:りえ160)