ブンデス開幕戦から幸先よく勝ち点3をものにした、SCフライブルク。実はこれは同クラブにとって、2001年以来となる約20年ぶりという快挙だ。しかしクリスチャン・シュトライヒ監督は、「すぐに気持ちは切り替えた。土曜日に何が控えているか、しっかり頭に入っているのでね。パダーボルンはそう簡単な相手ではない」と語った。

 なお前回そのパダーボルンで行われたフライブルクの試合では、1部昇格を確定させた4月以来という良い思い出の残されたままのカードでもあるが、「決してそこで良い戦いをみせたわけではない」と指揮官。今回の一戦に向けては「戦術的というよりはむしろ、どういった姿勢で立ち向かっていくかが決めてとなるだろう」と予想した。

 そのパダーボルンは、ブンデス開幕戦では強豪レヴァークーゼンと対戦しており、「前半を2−2で折り返したことは、決して驚きではなかったよ」とシュトライヒ監督。最終的には2−3と惜敗したが、「パダーボルンは全力で立ち向かい、相手を苦しめ、アグレッシブさとスピード、そして良いチームとしてのプレーを多くみせてくるチームだ」と警戒心を示している。

 この試合ではフレッケン、テラッツィーノ、イッテルらが欠場。ヤニク・ハベラーは靱帯断裂から復調したが「先発はない」と明言。新戦力のクウォンは前節のマインツ戦からメンバー入りしており、さらなる練習で「よりパワーがついてきている」と、この試合でオプションとなる見通しを明かした。

【フライブルクの先発予想】シュヴォロウ - シュミット, リーンハルト, N.シュロッターベック, ギュンター - ハベラー, ヘフラー - クウォン, サライ - ヴァルトシュミット - ペテルセン

欠場:フレッケン (靱帯結合部の損傷), L.イッテル (足首の負傷), キュブラー (足首の骨折), テラッツィーノ (内側側副じん帯の断裂)


 その一方でパダーボルンのバウムガルト監督は、フライブルク戦にむけて「とにかく勝ち点を得るということ。それを実現させたい」と意気込みをみせており、「自分たちの立場は理解している。だがそれでも勝利をめざして戦っていく。攻守にわたっていいプレーを見せていきたい」と言葉を続けた。「レヴァークーゼンよりも守備的に構えてくることだろう。それにむけた選手起用を行なっていくことになる」

 なお背中に問題を抱えていたウーヴェ・ヒューネマイアーについては、「今は全ての練習に参加できているところだよ」と指揮官。「オプションとして計算できることを期待しているし、プレーできるものとみている」とコメント。また可能性としては、デュイスブルクから加入したカウリー・オリベイラ・ソウサが、プレーガーから先発の座を得ることも考えられるだろう。

【パダーボルンの先発予想】フート - ドレーガー, シュトローディーク, ヒューネマイアー, コリンズ - ヴァジリアディス, ジャスラ - プレーガー, アントウィ・アジェイ - マンバ, ミヘル

欠場:ショーンラウ (足の負傷),