伊丹空港の愛称で知られる大阪国際空港。その東南端を流れる千里川の土手は、離着陸する飛行機が間近で見られるスポットとして名をはせている。

Googleストリートビューでは、一般のユーザーが撮影した写真も掲載されている。いまツイッターで話題になっているのは、その中の1枚だ。

360度パノラマ写真で投稿されたものだが、その一部を見てみると――。


GoogleマップNaoyuki Mutsukuraさんの投稿より

頭上を通る多くの飛行機。たった1枚の写真に14機が収められている。こんな一気に空港に入ってきたら歴史的な大事故になりかねないが、どういったカラクリがあるのだろうか。

合成だとしてもクオリティが高すぎる

これは、Naoyuki MutsukuraさんがGoogleマップに投稿した画像だ。ツイッターでも話題になっていて、とある投稿には「リツイート」約1万2000件、「いいね」約3万5000件が寄せられている(2019年8月9日時点)。

「管制官パニック不可避」、「飛行機のラッシュアワー」などのコメントも寄せられ、まるでパニック映画のワンシーンのような写真に驚く人は多いようだ。


GoogleマップNaoyuki Mutsukuraさんの投稿より

現実にこんなことが起きたら世の中が大騒ぎしているところだが、Googleマップにある実際の投稿を見ると、こんな一文が添えられていた。

「着陸してきた飛行機を合成しています」

当然と言えば当然であるが、空の状況は時間によって変わってくる。この写真に収められているのは14機だが、これだけの飛行機が着陸するのを見守るにはそれ相応の時間がかかる。

しかし、投稿されている写真を見ると、空は変わっていなのに飛行機がナチュラルに合成されている。同じ飛行機が時間違いで撮影されている可能性もあるが、それを考えても撮影者の技術に驚かされてしまう。


GoogleマップNaoyuki Mutsukuraさんの投稿より

実際、ツイッター上にも、

「どうやって撮ったんだろ?360度のカメラで動画をしばらく撮って合成?光と雲が時間で変わっていくから自然にするのは難しいはず。すごいわー」
「どう合成したのかな。うまい」

といったコメントも見られた。

一瞬「マジ?」と思わせてしまう凄腕の撮影技術。これを知らない友人や家族をちょっと驚かせてみたくなってしまった。