1月にアル・ドゥハイルに移籍するまでは、ポルトガルでプレーした中島。18-19シーズンの前半戦は10試合で5ゴール・6アシストを記録していた。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 カタールのアル・ドゥハイルに所属する日本代表MFの中島翔哉が、ポルトガルに復帰する可能性があると、ポルトガル・メディア『O jogo』が報じた。

 記事によれば、中島に関心を示しているのはポルトガルの強豪ポルトだ。左サイドで攻撃を牽引していたFWヤシン・ブライミが6月末で契約満了となり、退団する見込みのため、左からの仕掛けが得意な選手をリストアップし、中島に白羽の矢を立てたようだ。

 ポルトはポルティモネンセ所属時から中島に興味を持っており、以前から移籍先の候補として名前が挙がっていた。

 また、中島が「機会があればポルトガルのビッグ3(ポルト、ベンフィカ、スポルティング)でプレーしてみたい」と発言していたことにも触れ、クラブと中島にとってメリットのある話だと伝えている。

 ただし、獲得手段については完全移籍ではなく、レンタルでの可能性を探らざるを得ないようだ。

 現地紙『Notícias ao Minuto』は、次のように報じている。

「アル・ドゥハイル側に売却の意志はないため、ポルトは、ポルティモネンセに移籍金3500万ユーロ(約44億円)を残したとされる(高額な)ナカジマについて、ローンで借り受ける方向で交渉を打診している。ただし、年俸に関しては“ポルトが近づくことすらできない”金額であるため、クラブが支払える範囲に減額せざるを得ないだろう。もし復帰するのであれば、ポルトガルのサッカー界はナカジマを歓迎するはずだ」

 中島は現在、日本代表の一員としてブラジルでのコパ・アメリカに参戦中。森保ジャパンは現地時間6月17日にチリ、20日にウルグアイ、24日にエクアドルと対戦する。

 大会終了後に、ポルトガル復帰する可能性はあるのか。日本の10番に注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部