ラーメンの幸楽苑がスマホで働き方改革! 創業65周年の変革で働き方改革アプリ「cyzen」導入
「働き方改革」は現在、日本の職場の大きな課題であり、取り組まなければならないテーマとなっている。
特の人手不足の問題も抱える飲食業界では、重要な課題だ。
飲食業では、チェーンストア(複数の店舗)を運営している企業も多く、スタッフの勤務環境の改善や生産性向上に向けた対策は急務となっている。
2019年6月4日 各種に飲食店をチェーン展開する幸楽苑が、スマホアプリ「cyzen(サイゼン)」を全店舗に導入することを「幸楽苑×cyzen共同記者発表会」にて明らかにした。
「cyzen」は、レッドフォックスが提供する、スマートな新しい働き方を産みだす働き方改革アプリである。
■「cyzen」で働く人の満足度と利用者サービスを向上させたい
株式会社幸楽苑ホールディングス代表取締役社長 新井田昇氏は冒頭、会社の概要と導入の背景について説明した。
幸楽苑は、1954年、福島県会津若松市に「味よし食堂」として開店して以来、今年で創業65周年を迎える、全国展開するラーメンチェーン。
・国内525店舗(幸楽苑508店舗、いきなり!ステーキ16店舗、焼肉ライク1店舗)
・海外5店舗
「何よりも美味しい商品を提供し続ける」というビジョンのもと、原材料・品質、客へのおもてなしにこだわった店づくりを行っている。年間来店する利用者は、延べ約5,700万人にのぼる。
幸楽苑の始まりは1954年に創業した福島県会津若松市の「味よし食堂」
「売上2億円を失っても、働く仲間を大切にしたい」
この想いから、創業64年の歴史のなかでも初となる、大晦日から元旦の2日間(31日15時から1月1日いっぱい)で全店一斉休業を実施している。
当時、年の瀬の「粋な計らい」として、「2億円事件」とTwitterなどのSNSでも話題となった。
幸楽苑HD新井田社長は今回、「cyzen」を幸楽苑508店舗に導入した理由について、
「今までの外食チェーンの働き方にイノベーションを起こしたいとの想い」
とし、
「私が現場を経験したのは今から15〜16年前だが、当時と今の現場を比較してもほとんど同じ状態。調理のオペレーションは仕方ないが、マネージメントは紙ベースで、報連相は電話やファックスで、これだけテクノロジーが進化しても、15年前からほとんど変わっていない。ここに風穴を開けたい。」
と、自社の働き方改革を推進する想いを語った。
「cyzen」を活用することで、幸楽苑で働く人の満足度を上げ、最終的に利用者(お客さん)のサービスを向上したい考えだ。
株式会社幸楽苑ホールディングス代表取締役社長 新井田昇氏
■「cyzen」で幸楽苑の何が変わるのか?
従来型のチェーンストアマネジメント手法は、本社が店舗管理をするうえで、複数の店長を統括するエリアマネージャー(スーパーバイザー)を配置していた。これは幸楽苑も例外ではない。
エリアマネージャーは店舗ごとにコミュニケーションを直接とる。
・店舗の陳列管理
・キャンペーンの管理
・商品の受発注業務
・アルバイトスタッフの教育業務
・エリア調査
働き方改革アプリ「cyzen」は、こうした業務を一元管理できるという。
「cyzen」は、店長と本社を直接リレーションできるため、従来型のチェーンストアマネジメント手法から脱却できる。
幸楽苑での「cyzen」導入のビフォアー、アフター
幸楽苑は「cyzen」を導入により、
・エリアマネージャー業務を軽減
・労働時間の短縮
・店長から現場の声を、本社がダイレクトに把握する
こうしたメリットにより、改善対応を迅速に実施できると期待している。
業務プロセスをクラウドで共有することで、改善などの情報共有をスムーズにし、組織変革を加速させることができるといている。
また、従来は店舗からの報告書や見積書はファックスを利用していたが、「cyzen」によりスマホで行えるため、ペーパーレス化も進められる。
レッドフォックス別所社長は「cyzen」の効果について、
「エリアマネージャーが店舗の報告をするのではなく、店長が自ら『cyzen』を使って報告をする。
開店前の準備、営業中の衛生管理や清掃管理、そして閉店後のチェック。
これらすべてが『cyzen』を使って漏れなく、写真付きでわかりやすく確実に行うことができる。」と、語った。
加えて、エリアマネージャーから指導されるのではなく、現場スタッフが自ら考え自主的に工夫して本部に報告するという、新しい働き方が期待できるという。
レッドフォックス株式会社 代表取締役社長 別所宏恭氏
今年4月に施工された働き方改革法案にともない、企業の働き方改革に向けた動きが注目されている。
幸楽苑HDの「働く仲間を気遣う」という想いと、レッドフォックスの「現場で働く人に楽しく効率的に豊かな暮らしを実現したい」という想いが、今回の発表に繋がったようだ。
ITライフハック 関口哲司
特の人手不足の問題も抱える飲食業界では、重要な課題だ。
飲食業では、チェーンストア(複数の店舗)を運営している企業も多く、スタッフの勤務環境の改善や生産性向上に向けた対策は急務となっている。
2019年6月4日 各種に飲食店をチェーン展開する幸楽苑が、スマホアプリ「cyzen(サイゼン)」を全店舗に導入することを「幸楽苑×cyzen共同記者発表会」にて明らかにした。
「cyzen」は、レッドフォックスが提供する、スマートな新しい働き方を産みだす働き方改革アプリである。
■「cyzen」で働く人の満足度と利用者サービスを向上させたい
株式会社幸楽苑ホールディングス代表取締役社長 新井田昇氏は冒頭、会社の概要と導入の背景について説明した。
幸楽苑は、1954年、福島県会津若松市に「味よし食堂」として開店して以来、今年で創業65周年を迎える、全国展開するラーメンチェーン。
・国内525店舗(幸楽苑508店舗、いきなり!ステーキ16店舗、焼肉ライク1店舗)
・海外5店舗
「何よりも美味しい商品を提供し続ける」というビジョンのもと、原材料・品質、客へのおもてなしにこだわった店づくりを行っている。年間来店する利用者は、延べ約5,700万人にのぼる。
幸楽苑の始まりは1954年に創業した福島県会津若松市の「味よし食堂」
「売上2億円を失っても、働く仲間を大切にしたい」
この想いから、創業64年の歴史のなかでも初となる、大晦日から元旦の2日間(31日15時から1月1日いっぱい)で全店一斉休業を実施している。
当時、年の瀬の「粋な計らい」として、「2億円事件」とTwitterなどのSNSでも話題となった。
幸楽苑HD新井田社長は今回、「cyzen」を幸楽苑508店舗に導入した理由について、
「今までの外食チェーンの働き方にイノベーションを起こしたいとの想い」
とし、
「私が現場を経験したのは今から15〜16年前だが、当時と今の現場を比較してもほとんど同じ状態。調理のオペレーションは仕方ないが、マネージメントは紙ベースで、報連相は電話やファックスで、これだけテクノロジーが進化しても、15年前からほとんど変わっていない。ここに風穴を開けたい。」
と、自社の働き方改革を推進する想いを語った。
「cyzen」を活用することで、幸楽苑で働く人の満足度を上げ、最終的に利用者(お客さん)のサービスを向上したい考えだ。
株式会社幸楽苑ホールディングス代表取締役社長 新井田昇氏
■「cyzen」で幸楽苑の何が変わるのか?
従来型のチェーンストアマネジメント手法は、本社が店舗管理をするうえで、複数の店長を統括するエリアマネージャー(スーパーバイザー)を配置していた。これは幸楽苑も例外ではない。
エリアマネージャーは店舗ごとにコミュニケーションを直接とる。
・店舗の陳列管理
・キャンペーンの管理
・商品の受発注業務
・アルバイトスタッフの教育業務
・エリア調査
働き方改革アプリ「cyzen」は、こうした業務を一元管理できるという。
「cyzen」は、店長と本社を直接リレーションできるため、従来型のチェーンストアマネジメント手法から脱却できる。
幸楽苑での「cyzen」導入のビフォアー、アフター
幸楽苑は「cyzen」を導入により、
・エリアマネージャー業務を軽減
・労働時間の短縮
・店長から現場の声を、本社がダイレクトに把握する
こうしたメリットにより、改善対応を迅速に実施できると期待している。
業務プロセスをクラウドで共有することで、改善などの情報共有をスムーズにし、組織変革を加速させることができるといている。
また、従来は店舗からの報告書や見積書はファックスを利用していたが、「cyzen」によりスマホで行えるため、ペーパーレス化も進められる。
レッドフォックス別所社長は「cyzen」の効果について、
「エリアマネージャーが店舗の報告をするのではなく、店長が自ら『cyzen』を使って報告をする。
開店前の準備、営業中の衛生管理や清掃管理、そして閉店後のチェック。
これらすべてが『cyzen』を使って漏れなく、写真付きでわかりやすく確実に行うことができる。」と、語った。
加えて、エリアマネージャーから指導されるのではなく、現場スタッフが自ら考え自主的に工夫して本部に報告するという、新しい働き方が期待できるという。
レッドフォックス株式会社 代表取締役社長 別所宏恭氏
今年4月に施工された働き方改革法案にともない、企業の働き方改革に向けた動きが注目されている。
幸楽苑HDの「働く仲間を気遣う」という想いと、レッドフォックスの「現場で働く人に楽しく効率的に豊かな暮らしを実現したい」という想いが、今回の発表に繋がったようだ。
ITライフハック 関口哲司