チェルシーに2年間の補強禁止処分か…未成年選手の獲得で違反行為?

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 18歳未満の選手獲得で規約違反があったとして、チェルシーに2年間の補強禁止処分が下されるおそれがあるようだ。イギリスメディア『BBC』が15日付で報じている。

 今回の疑惑は、数々の契約書を公開する暴露サイト『フットボール・リークス』による“告発”が発端となっている。同サイトによると、チェルシーは19選手の契約についてが国際サッカー連盟(FIFA)の調査対象となっており、そのうち14件が18歳未満の選手獲得におけるものだという。

『BBC』は2014年1月にチェルシーとの契約が発表されたブルキナファソ代表FWベルトラン・トラオレ(現・リヨン)の事例を紹介。FIFAは原則として18歳未満の選手の国際移籍を認めていないが、チェルシーはトラオレが18歳になる以前に内密に契約を締結していた模様だ。加えて、同選手の母親などに対する金銭授与があったと見られており、FIFAがその他の違反行為も含めて調査に動いているとのことである。

 これらの違反行為によって、チェルシーには2年間の補強禁止処分が下されるおそれが出てきた。過去にはレアル・マドリードやアトレティコ・マドリード、バルセロナが同様の処分を科されている。今後の動向に注目が集まる。