AFX通信によると、中国は適格海外機関投資家（QFII）に対して、先物取引の認める方向で検討中だ。CSRC（中国証券監督管理委員会）の範福春・副主席は5日付けの英紙チャイナ・デイリーのなかで、「QFIIに対して商品先物の参入を検討しており、徐々に先物市場の門戸を広げるため研究を行っている」と述べた。同副主席は、中国経済はますます世界経済に組み込まれており、機能充実した先物市場などを備えたリスク・マネジメント・メカニズムが必要だとの認識を示した。同国の先物取引は現在、3つの市場で9種が取引されているのみで、金融デリバティブはない。また、現在、先物取引業者はブローカー業務のみだが、この規制も見直す方向で議論されているという。　【了】