CBS MarketWatchによると、22日の米株式市場は、FRB（米連邦準備制度理事会）が発表した1日のFOMC（米連邦公開市場委員会）の議事録で、利上げの行き過ぎに対する警戒感が示されたことを受け、米の金融引き締め政策が最終局面に入ったとの観測が広がって幅広い銘柄が買われ、ダウ平均株価指数は、前日比51.15ドル（0.5％）高の1万0871.43ドルの続伸となった。ハイテク株のウェートが高いナスダック総合株価指数は11.89ポイント（0.5％）高の2253.56、S&P500株価指数は6.38ポイント（0.5％）高の1261.23とそれぞれ続伸して引けた。

　　また、NRF（全米小売業協会）が年末商戦に向けた売上高見通しを、2ヵ月前に発表された前回見通しの5％増から6％増に上方修正したことも好材料視された。

　　個別銘柄では、半導体世界最大手のインテルが、同業の米マイクロン・テクノロジーと共同出資し、家庭用電化製品向けNAND型フラッシュメモリーを製造する新会社を設立すると発表したことを受け、前日比3.6％高の26.16ドルで引けた。また、マイクロンも同3.3％高の14.67ドルで引けている。

　　米食品大手HJハインツは、好調な第2四半期（8−10月）決算を発表したことから、同1.8％高の35.68ドルで、農業機械世界最大手の米ディーアは、市場予想を上回る第4四半期決算を発表したことから、同7.0％高の67.40ドルで引けた。【了】