AFX通信によると、ダイヤモンド生産世界最大手である南アフリカのデビアスと鉄鉱石生産で世界2位の豪リオティントは、インドのジャークハンド州とチャッティースガル州でダイヤモンドの採掘を計画しているが、両州の政府から採掘許可を求める交渉が難航している模様だ。インドの経済紙ビジネス・スタンダード（電子版）が22日付で報じた。

　　両州政府は、鉄鉱石の採掘について、州内で鉄の生産を行う企業にだけ、採掘を許可していることを踏まえ、ダイヤモンドの採掘についても、同様にダイヤのカッティングや研磨作業を州内で行うよう求めている。しかし、ダイヤモンドの供給を行うデビアスは、カッティングや研磨作業を行っておらず、ライセンスを取得する資格がないとされている。

　　デビアスは、インドでのダイヤモンドの採掘に力を入れており、8億ルピー（約21億円）を投じ、すでに30カ所について予備調査を行っており、現在も12カ所について調査を行うための許可を申請していた矢先だった。【了】