『仮面ライダーアマゾンズ』谷口賢志、藤田富へ熱い気持ち告白「富、出逢ってくれてありがとう」

2018年5月19日 13時31分

劇場版『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』初日舞台挨拶が19日、都内・丸の内TOEIにて行われ、キャストの藤田富、谷口賢志、俊藤光利、田邊和也、宮原華音、勝也、神尾佑、姜暢雄、国府田聖那、監督の石田秀範が登壇した。

2016年からAmazonプライム・ビデオで配信を開始した「仮面ライダーアマゾンズ」。仮面ライダーシリーズ「元祖」異色作とされる1974年「仮面ライダーアマゾン」を基に、平成仮面ライダーシリーズを築き上げたスタッフによって完全新生した本作。劇場版にて明らかになる、人工生命体「アマゾン」を利用した新たな陰謀「アマゾン畜産計画」。謎に包まれた計画を通じて再会する悠（藤田富）と仁（谷口賢志）。シリーズを通して描かれてきた宿命の2人の最後の戦いが描かれる。

公開初日、物語の完結を迎えて「感無量という言葉そのもの。映画を撮っている時は『早く公開してほしいなぁ』と思っていましたが、いざ公開を迎えるとアマゾンズの終わりを感じてしまう。でも、皆さんの心にアマゾンズは在り続けます！」と藤田。

谷口も「みんなで映画に辿り着くことが夢。皆さんに楽しんでもらうのが夢の続き。涙で前が見えない状況なのかなと思っていたら、（映画を観終わったばかりの観客が）余裕で拍手して笑顔で迎えてくれた（笑）どうなの！？泣いたでしょ！？」と会場を沸かせた。

「やっとイベントに来れた！」と登壇を喜ぶ神尾は、MCから迫真の演技を絶賛され「そんなもんじゃないです（笑）黒崎と礼森の間を行ったり来たりしてるだけ（笑）」と笑いをさらう。「仮面ライダーオーズ」の頃からタッグを組んでいる石田監督の演出は「基本的に丸投げなんです。『なんかやっといてくれ』って」と、本作でも神尾の迫真の演技が観られそうだ。

自身にとっての「アマゾンズの存在」を聞かれた藤田は「石田監督に芝居の面白さ、谷口さんには芝居の広さや世界を教えてもらいました。本当に芝居が大好きになった。これからもアマゾンズを背負って芝居をしていきたい。人生のキーポイントになりました」と真摯に語った。

イベントでは、サプライズで谷口から藤田へ、労いと感謝の気持ちを込めた手紙のプレゼントが。「最後に褒めまくるのはアマゾンズらしくない」と話す谷口は、「1度だけ富に本気でキレていたことを告白します。シーズン1の後半、富は疲労がピークだったんだと思う。慣れない芝居、主役の重圧、過密な仕事量…どんな状況でも弱さを見せないのが主役だよな。現場の富の立ち振る舞いに腹が立った」と告白。

「あの時ブチ切れていたらリアル・アマゾンズになってたかもしれない（笑）」と笑いも交えながら、最後に「アマゾン細胞を本当に持っているかのごとく、あっという間に本物の主役・本物の俳優に成長していった。事あるごとに『谷口さんのおかげ』と言ってくれるが、お前の成長を喜び、心底怖いとも思い、必死に生きていたのは俺の方だと思ってる。藤田富、この名前を絶対忘れない。富、出逢ってくれてありがとう」とメッセージを贈った。藤田は「言葉にならないくらい嬉しいです。谷口さんは本当に僕の師匠だと思います」と瞳を潤ませながら明かした。

劇場版『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』は公開中

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