より香ばしく味わい豊かに。漬けて愉しむ「焼き魚」がごちそうの食卓

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炊きたてのごはんに焼き魚、味噌汁とお漬物を添えれば、それだけでもうごちそう。旅館の朝ごはんでも必ずと言っていいほど取り入れられている「焼き魚」は、和食の定番メニューですよね。焼き魚といえど、種類は様々。そこで今回は「漬ける」に着目。手軽に購入できる時代ではありますが、自家製で仕込んでみませんか?

自家製の仕込みもの。魚を漬ける愉しみ方5選


麹漬け

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まずは米麹を原料として使う麹漬け。数年前に「塩麹」がブームになって以来、ずいぶんとお馴染みになりましたね。
魚の切り身に塩麹を馴染ませてから焼くだけで甘みが出てとってもおいしくなります。

塩麹の他にも、主に福島県、山形県、秋田県などで食べ親しまれている「三五八(さごはち)漬け」がありますが、こちらは米麹と米に塩と水を加えて熟成させたもの。
野菜を漬ける使い方が一般的ですが、魚や肉を漬け込んで下味を付けるのにも重宝します。
※衛生面を考慮し、野菜・魚それぞれ容器を変えましょう。


ぬか漬け

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野菜を漬けるのが主なぬか漬けは、水分量が増えて足しぬかをした際、ぬか床の量を調整するのに処分するぬかが出てくることがあるかと思います。
そんなときは、処分する前に魚やお肉を漬けてムダなく活用してみてはいかがでしょう。

ちなみにぬか漬けを生ぬかで一から作るのはハードルが高いと感じる場合は、捨て漬け済みですぐに始められるキットも増えているので、そちらを購入すると手軽に愉しめますよ。


ぬか床の作り方と手入れ:白ごはん.com粕漬け

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日本酒を作る過程で出る酒粕は、栄養がギュッと詰まったうれしい食材。寒い季節になると、スーパーなどでの品ぞろえも厚めになるので、粕汁や甘酒などで味わう方も多いのではないでしょうか。

そんな酒粕の活用法として「粕床」もあります。
酒粕に味噌や酒、砂糖と塩などを混ぜるだけなので、麹漬けやぬか漬けなどと比べ、仕込みもの初心者の方でも取り入れやすいのが魅力的です。


粕床(かすどこ)のレシピ/作り方:白ごはん.com西京漬け

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焼き魚といったら西京焼きも外せませんよね。
調味料(白味噌・酒・みりん・砂糖)を合わせて魚を漬けるだけなので、とっても簡単!
余計なものが入っていないのから、安心して食べられるのが手作りならでは。


さわらの西京漬け☆味噌がポイント by こまつた 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが282万品みりん干し

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余計な水分を抜き、うまみを凝縮させる干物を自家製で作る方もいらっしゃいます。
魚を捌いて調味液に漬けてから干すので、ハードルはググンと上がりますが、手間暇かけたものほどおいしく感じるもの。

排気ガスが多い首都圏などではなかなか挑戦しにくいかもしれませんが、おうちのコンディション次第ではチャレンジできるアレンジかと思いピックアップ。

将来はそんな暮らしができるところへ移住したい!(心の声)


自家製アジのみりん干し by kaiko子 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが282万品【おまけ】仕込みものにおすすめの容器はこれ

最近ぬか床デビューした私が使っているのがこちら、野田琺瑯のぬか漬け美人です。
ポピュラーなのでご存知の方も多いと思いますが、ふたり暮らしにはこの深さと大きさがちょうどよく、商品ページにもあるように冷蔵庫に収まるサイズ感が気に入っています。

また陶器製のものやジップロックコンテナを活用するなど、ライフスタイルや好みに合わせてチョイスしてみてくださいね。


手間暇かけて、うんとごちそう。魚を漬けてみませんか?


調味料などで漬けた魚は焼くことで香ばしく仕上がるので、ただ切り身を焼くよりも味わい深く、ごちそう感がアップ!
魚のレパートリーを増やしたい、仕込みものに挑戦したい!というみなさまの参考になればうれしいです。