人間山脈と呼ばれた伝説のプロレスラー「アンドレ・ザ・ジャイアント」の実像に迫ったドキュメンタリー「Andre The Giant」の予告編が公開中
身長223cm、体重236kgという圧倒的な体格をほこったプロレスラー「アンドレ・ザ・ジャイアント」は「世界8番目の不思議」「大巨人」と呼ばれ、日本でも人気を博しました。「50分でビール108本をあけた」という酒豪伝説でも有名なアンドレ・ザ・ジャイアントは1993年にこの世を去っていますが、なぜそんなにもお酒を飲む必要があったのかなど、知られざるアンドレの実像に迫ったドキュメンタリー「Andre The Giant」の予告編が公開されました。
「信じられますか?」と語るレポーターの前には、画面から見切れるほど大きな男性。
レポーターの顔を包み込めるほどの大きな手のひらの持ち主が……
プロレスラーの「アンドレ・ザ・ジャイアント」
圧倒的な体格とレスリングテクニックで多くの人を沸き立たせました。
「彼は私たちの誰よりも強く、巨大でした。誰もが彼を恐れました」と話すのはハルク・ホーガン。
試合中の体格差は圧倒的。
大の男2人を軽々とたたきのめします。
「誰もが彼を恐れました。唯一無二の存在だったのです」
「彼の有名さはレベルが違います。文字通り、世界で最も大きなセレブリティだったのです」
モハメド・アリと並んだ1枚。
「食生活は?何を食べているのですか?」と尋ねるレポーターに……
笑みを見せるアンドレ・ザ・ジャイアント。
アンドレ・ザ・ジャイアントは酒豪としても知られており、「車で800km移動する間に缶ビールを118本飲み、到着後更に5ガロン(約19リットル)のワインを飲み干した」というエピソードも残っています。
「彼はアトラクションの1つでした」「居心地の悪い生活だったはずです」
試合の前にお酒を飲むアンドレ・ザ・ジャイアント。
「彼は伝説的酒豪だと思われています。しかし、彼がお酒を飲んでいたのは痛みのためです」
先端巨大症のアンドレは成長ホルモンが過剰に産生され、内臓や顔の一部が肥大していました。
1980年代中期頃からは体重の急増によって膝や腰の痛みに悩まされ続けます。
「彼は自分が長く生きられないことを知っていました」
そして痛みに伴い、全盛期のキレは失われていきます。
「アンドレは相手に大きなリスペクトを求めました」
「彼は明確に話すタイプではなく、別の方法で話したのです」
それが、プロレスリングという表現方法だったわけです。
「スポーツがエンターテイメントとなる前の時代に、彼はエンターテイメントとしてのスポーツを行いました」
「彼は『想像が現実になる』ということを表現した人物だったのです」
なお、映画「アンドレ・ザ・ジャイアント」は2018年4月10日にHBOで公開されます。