どういうわけか風邪をひきやすい、なかなか治らない。老化? 疲労? なんてことありませんか。もともと身体が弱いのかもしれませんが、風邪をひきやすい人にはある共通する生活習慣があるようです。風邪をひきやすい人も、風邪を引くたくない人も次のような生活習慣には注意しましょう。

極端なダイエットをしている

いつもスリムな体型を維持しておきたいからといって、極端なダイエットを実施していると、風邪を引きやすくなります。特にカロリー制限のためにごはんやお肉を控えすぎてしまうと、身体で十分な熱産生が行われなくなり、更に身体に最低限必要なビタミンやミネラル等の各種栄養素が枯渇することから、身体の抵抗力が低下してしまうのです。必要最低限のカロリーや栄養素を補給しなければ、風邪をひきやすくなるのは当然です。

十分な睡眠や休息をとっていない

人は睡眠が不足している状態や、疲労が蓄積している状態ほど、身体の抵抗力が低下する傾向にあります。これは何も仕事が忙しくて寝れない人だけではなくて、いつも夜遅くまで飲みに行く方や、夜遅くまで映画を見たりゲームをしていたりする方も同様です。自分は眠くない、疲れていないと感じていても、睡眠や休息が足りなければ身体の抵抗力は著しく低下し、いつ風邪をひいてもおかしくない状態となってしまいます。

万年運動不足

アメリカのアパラチアン州立大学の研究によると、運動しない人は、運動する人よりも2倍風邪をひきやすく、風邪をこじらせる確率も30%高いことがわかっているようです。運動不足は血流の悪化を伴い、身体の抵抗力を低下させます。逆に適度な運動は身体の抵抗力を増進させるので、風邪ばかりひいて困っている方は、軽い運動を習慣化することをおすすめします。

コーヒーや紅茶の飲みすぎ

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは、まさに元気の前借といわれるもので、一定時間が経過すればいつも以上の疲労が蓄積することとなります。更にカフェインの覚醒作用が睡眠の質を低下させ、睡眠不足を招きます。すると先ほど紹介した、"十分な睡眠や休息をとらない"といった行為につながってくるのです。完全にカフェインを断つというのも酷な話なので、風邪をひきやすい方はカフェイン量を減らすことから始めてみましょう。


writer:サプリ編集部