チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦で「奇跡の逆転劇」を演じたバルセロナ。その偉業は、文字通りに大地を揺るがしていたようだ。

8日のラウンド16セカンドレグでは、敵地での初戦で0-4と敗れていたバルセロナが、ホームでパリ・サンジェルマンを6-1と下し、合計スコア6-5で準々決勝を果たした。4点ビハインドからの逆転は、CL史上初の偉業だ。

バルセロナは3点を先行しながら後半にアウェイゴールを許したが、88分から立て続けに2得点を挙げると、終了間際のアディショナルタイム5分にセルジ・ロベルトが値千金の“決勝点”。10年連続のベスト8進出を果たした。

バルセロナの本拠地カンプ・ノウが歓喜に揺れたのはもちろんだ。だが、『ESPN』などが報じたところによると、喜びを爆発させたのはスタジアムにいたサポーターたちだけではない。チケットがなく、自宅やバルで試合をフォローしていたファンも、バルセロナの街を揺るがしていたようだ。


そして、ロベルトの6点目が決まったときに、スタジアムから500メートルほどの距離にある地震研究所では、リヒター値1を記録したという。「微震」とされる数値だ。

研究所の地震学者も、ツイッターで6点目の際の“震度”の大きさを明かしている。


まさに今回の奇跡の“衝撃”の大きさがうかがえる。ただし、『ESPN』は、人が「地震」と体感するのは、リヒター値3からだとも報じている。