美人プロボクサー・高野人母美が明かした“イロモノ”のジレンマ「中途半端だと後ろ指を指されるのがもうイヤ」
プロボクサーにしてモデルという奇跡のような存在。その美貌と話題性でメディアにもしばしば登場する高野人母美(ともみ)。
だが、モデルと兼業だからといって侮ってはいけない。プロ11戦9勝のうちKOは実に6つのハードパンチャーで、東洋太平洋スーパーバンタム級王者。2015年11月には残念ながら敗れたものの世界王座にも挑戦するほどの実力者だ。
一方、話題作りにも長(た)け、セルフプロデュース力も抜群。計量時には金色の全身タイツやウェディングドレスで現れたりとサービス精神旺盛で、トーク力を活かしてタレント業もこなす。最近では女優にも進出するなど活動の幅を広げている。
一体、高野人母美とは何者なのか? 顔面に保険をかけるというウワサは本当なのか? 引退発言の真相は? そして、恋愛は!? 3rdDVD『たまゆら』発売記念イベントを終えたその足で週プレ編集部に来てくれた彼女がすべてを赤裸々に語ってくれたぞ!
―イベント終わりで駆けつけていただきありがとうございます! ところでイベントにはどんなファンがいらっしゃるんですか?
高野 デビューした時からずっと応援してくださっているボクシングファンが多いですね。
―ということは、高野さんのセクシーショット目当ての男子は少ない?
高野 今回はそこを頑張ったんですけどね(笑)。この第3弾のDVDではほとんど脱いでいたんですよ。
―おお〜、ほとんどですか!
高野 1、2作目は“筋肉系”でボクシングシーンもあったんですけど、今回は女性らしさを出してみました。胸から脂肪を落とさないように鍛え方を変えて、体重も増やして「抱きたい」と思ってもらえるようなムッチリ系なカラダ作りをしました! 今までとはちょっと違う、自分史上で最高峰のエロさが出せたと思います。
―高野さんはボクシング以外の活動も積極的にされていますが、元プロレスラーの小橋建太さんと一緒に大学で講師を務めておられるとか。どんなことを教えているんですか?
高野 自分の殻を破ってもらうためにファッションショーをしてもらうんですよ。女のコだけじゃなくて男のコにも。最初は恥ずかしそうですけど、何度目かにはもうバシッとポーズできるようになりますよ。
―ファッションショー? どんな授業なんですか(笑)。最近は映画『彼岸島 デラックス』にも出演されていますが、女優業も積極的にやっていきたい?
高野 そうですね…。芸能活動もグラビアも楽しいんですけど、正直、ボクシングの練習に集中したいのはあります。
―両立はかなりハード?
高野 今までは楽しんでたというか、ふたつとも同じ気持ち、フィフティ・フィフティで取り組んでいたのが、今はボクシングが100に近いような形になってきました。仕事で練習に行けなかったりすると、両立はすごくキツいなって思う部分はありますよね。
今やらなきゃいけないのはボクシングだと思っているし、芸能の仕事でキラキラするより地に足を付けてボクシングに集中する1年にしたいです。中途半端だと後ろ指を指されるのがもうイヤなので。たぶん芸能とボクシングっていう組み合わせが中途半端に見えるんですよね。まあ自分でも計量パフォーマンスで“イロモノ”にしてるところはあるんですけど。
―いやいや、逆にキツい減量をしてる状態でパフォーマンスできる精神力はすごいです。その177cmという身長で、世界戦の時はスーパーフライ級(50.80〜52.16kg)まで落としてますが、至難の業では!?
高野 いえ、元々スーパーフライでやっていたので。上げたのはここ2、3年ですかね。でもやっぱり、歳を取るにつれて代謝も落ちてきたり、体重が落ちづらいとかはあります。毎回、リバウンドの数字が大きくなるんですよ! 8kgとか12kgとか。
―そんなに増えるんですか!?
高野 かなり食べるほうなので。TV局とかでお弁当を出していただくのもひとつじゃ足りないから4つぐらい用意してもらって、全然食べられちゃう。
―それは、すごい…そんなにスレンダーなのに! では減量での食事制限はかなりキツいんですね?
高野 性欲とか物欲とかそういうのは一切ないし、芸能人も音楽も映画も全く興味ないんですけど、もう食欲だけは我慢できない(笑)! 唯一の欲といえば、美味しいお店に行って「美味しい…」っていうその快感しかないので。
―ホントに食欲が突き抜けてるんですね(笑)。減量中にグルメ番組なんか観たりすると辛い?
高野 それは全然平気なんです。ギャル曽根さんが出てる番組はよく観るんですけど、もう自分が食べた気になっちゃいますから。
―えっ、どういう意味?
高野 食べたことがあるものだったら味はわかるじゃないですか。だから想像して「ああ、この味は知ってる、美味しい」って。脳の思考をちょっと変えるだけで我慢できるんですよ。
―その脳内変換力はすごい(笑)。ちなみに減量中は何を食べているんですか?
高野 基本的に自炊なんですけど、味付けはせずにキュウリとかレタスをそのまま齧ったり、鶏の胸肉やササミを茹でたり。でも減量の時だと口の中の水分を全部奪われちゃうから地獄でしたね。100g食べるのも数十分かかって。
―逆に食べるのが辛くなってくる?
高野 余計な水分を採らないようにしているから、もう唾液が出てこなくて飲み込めないんですよ! でも100gの水を飲むなら100gのお肉を食べるほうが、その分、パワーになるし。
●後編⇒『美しすぎるプロボクサー・高野人母美が恋愛とプライベートまで告白「現役生活が終わったら全部整形する!」』
(取材・文/明知真理子、撮影/鈴木照寿)
■高野人母美(たかの ともみ)
1987年6月12日生まれ、177cm 50kg 女子プロボクサーとして協栄ボクシングジムに所属。戦績は11戦9勝2敗6KO。またモデル・タレントとして9頭身・股下90cmというスタイルを活かし雑誌やテレビで幅広く活動中。10月28日に3rd DVD『たまゆら』発売。
最新情報は公式ブログhttp://ameblo.jp/tomomi-cotton/、instagram【tomomitakano797】をチェック!!