3日、東京ドームで行われたプロ野球公式戦、巨人×中日の一戦は、中日が初回に3点を先制すると先発の小熊凌祐が7回途中まで好投し、5-1で快勝。2位巨人は最下位中日を相手に、前日に続いてこの日もミスで先制点を献上した上、クライマックスシリーズにも不安を残す3連敗を喫している。

すると同日放送、テレビ東京「SPORTSウォッチャー」では、巨人出身の野球解説者・中畑清氏が同一戦を振り返ると、古巣・巨人の緊張感のないプレーを一喝。3連敗という結果に、「カープのマジックをこんなに簡単に減らさせていいのかよ、ジャイアンツ」と切り出すや、「そのプレーをちょっと見てちょうだいよ」と、2日と3日に見られた巨人のミスを挙げた。

2日の試合における初回、平田のライト前ヒットを長野久義が好返球するも、キャッチャー・小林誠司はランナーの森野将彦にタッチせず。ホームでアウトにできるタイミングだったが、これを怠り簡単に追加点を許している。

この場面がVTRで流れると、「ワンバウンドの好返球ですよ。タッチしたら簡単にアウトよ。どこ見てんだ、誠司」と声を荒げた中畑氏。続くVTRでは、3日の試合で先発の大竹寛がピッチャーゴロを1塁に悪送球するミスも流された。

「キャッチボールもできないのか。2点先制よ。こんなプレーしてクライマックスで緊張感を持続できるのかっていうんだよ、ジャイアンツ」と再び怒鳴った中畑氏は、勢いそのままに「由伸、しっかりしろよ」と、高橋由伸監督にテレビカメラ越しで檄を飛ばした。