今月5日に行われたリオデジャネイロ五輪・サッカー予選リーググループBで、日本代表はナイジェリア代表を相手にまさかの5失点。日本も4点を返すも失点に繋がるミスが多く、不甲斐ない初戦となった。

すると6日放送、TBS「S1」では「合計9発 大荒れの開幕戦 ラモス&前園がキレる!」と題し、この一戦を観ていたラモス瑠偉氏、前園真聖氏の様子やコメントを伝えている。

戦前から「(ナイジェリア代表は)試合の7時間前に来るなんてナメてる」と怒り気味のラモス氏。前半6分、藤春廣輝、中島翔哉はサイドでエゼキールをマークするも、簡単に突破され先制点を献上。さっそくラモス氏は「これ無いですよ。軽いですよ、二人とも。メッチャ軽い」と声を荒げて藤春、中島のディフェンスに苦言を呈した。

続く前半9分には、シェフのクロスを室屋成がクリアできず。今度は前園氏が「全然難しい処理じゃなかった」と切り出すと、「緊張したり、相手を恐れたりすることでメンタル的にプレーの幅は狭くなる。その一瞬の迷いがプレーを遅らせる。ラモスさん(が監督)だったら代えてますね」とキッパリ。二人の不満が徐々に蓄積されていく。

それでも南野拓実のゴールで同点に追いついたシーンには拍手して喜んだ二人。だが、前半42分、ウマルに突破され、走り込んだエテボのシュートが不発に終わるも、クリアミスした植田直通がそのエテボにパスを送る結果に。これで3点目を許すと、前園氏は口を開けて固まってしまい、ラモス氏は下を見てしまった。

「最初の(ディフェンスの)入り方が悪い。スライディングでボールを出すべき」というラモス氏に、前園氏も「そのままクリアでいい」などと、ウマルが上がってきた段階でボールをサイドに出すべきだったと指摘。ラモス氏は「Jリーグだったらクリアしているはず。なんで難しい試合で自分で格好つけて」と怒ると、「日の丸背負ってる場合じゃないぞ」とも――。

さらに4点目を許した後半21分、GK・櫛引政敏のクリアミスには「キーパー、なんでお前手が出ないの。なんで手を使わないの、今の。なんやそれ」と怒鳴ったラモス氏。試合後は「残念でたまりません。勝てなかった相手じゃないし。できない選手じゃない。(あと)2勝すれば突破できる」と総括し、前園氏も「4点獲ったことを自信に変えて次に繋げてほしい」と期待を寄せた。