ローマは20日のセリエA17節で、ジェノアにホームで2-0と勝利した。

先制点を挙げたアレッサンドロ・フロレンツィのゴールを祝い、すべての選手たちと抱き合ったルディ・ガルシア監督は、感動を覚えたという。

「我々は勝ちたかった。それがピッチで表れていたね。ただ、前半の我々はスローで、自信を持っていなかった。このグループの闘志と気迫は気に入ったよ。気持ちのあるプレーだった。今夜はトンネルの出口に光を見ることができたね。最後の15分は10人だったが、我々は勝った。チームは団結している。それを示した」

「休み明けには(フランチェスコ・)トッティや(ケヴィン・)ストロートマンのような重要な選手たちが戻ってくる。試合数は減るし、我々はもっとフレッシュになるはずだ」

「スタジアムがチームを後押ししてくれたときに、我々は追加点を奪うことができた。失点もなかったし、これは重要なことだ。ただ、もっと追加点を奪うこともできたね」

「今後に向けて安心しているか? 私は監督だ。チームを勝たせるために仕事をしている。今日は選手たちとチームにとって勝つことが大事だった」

エディン・ジェコは主審への抗議で一発退場となった。キャリアで初めてのことだ。ガルシア監督は次のように述べている。

「サッカーをやったことがあるなら、センターフォワードの気持ちが分かるだろう。主審にもそう言った。選手たちの精神的な状況を知るべきだ。ジャッジは尊重する。厳しかったと思うけどね。(ガブリエル・)バティストゥータでさえ、ローマでの1年目はクリスマスまであまりゴールを決めていなかった。それから20得点以上したんだ。ジェコもゴールを量産するだろう。ただ、いずれにしても主審には何も言うべきじゃなかったがね」

一方で、追加点を挙げたサディク・ウマーについては、次のように述べた。

「1月からは試合数が減り、光が増える。サディクはその光の一部だ。彼はとても向上した。常に我々と練習している。私は彼に満足しているよ。彼がすべきは自分のクオリティーを示すことだけだ。プレッシャーを感じず、自信を失うことなくね」

フロレンティはガルシア監督を擁護している。

「僕らが監督の続投を決めなければいけないわけじゃない。それは僕らの仕事じゃない。ゴールのセレブレーションについては、事前に考えていたんだ。誰が決めても、みんなで監督と抱き合いにいこうってね。勝利は全員で手にするものだ。監督も含めてね」

「ブーイング? 僕はそれよりも、僕のゴールの直前にサポーターがチャントを始めてくれたことを言っておきたい。彼らは僕らにとってさらなる魂だ。年明けからもっとやってもらえるように願うよ」

ラジャ・ナインゴランも満足している。

「難しい時期であることは確かだ。すごくブーイングされるからね。でも今日は、僕ら全員が同じ目標に向かって戦っていることを示した。監督が満足してくれているといいね。チームが監督と抱き合ってブーイングがあった? 試合前からブーイングはあったよ。僕は、今日はサポーターも満足してくれていると思う。次はみんなで団結して再出発し、年明けから自分たちの道を進み続けたい」