竹俣紅に将棋で勝てないからオセロで挑戦してみた
現在、女流将棋界で注目をあつめている竹俣紅。現役女子高校生で日本将棋連盟女流1級(2015年9月現在)の彼女は、実はLINE BLOGでランキング上位常連のブロガーでもある。
ぜひそんな彼女を紹介したいと思い原稿を書き始めたのだが、ふと
「紅ちゃんは将棋以外のボードゲームも強いのかな?」
と。そして彼女と連絡をとり実現したのがこの企画
「竹俣紅に将棋で勝てないからオセロで挑戦してみた」
である。対戦するのはV.I.P. Press編集長でもある筆者だが、実は何を隠そう日本オセロ連盟公認三段の資格を持っているのである。いくら将棋棋士とはいえ、しょせんオセロは素人。負けるわけないのである。と思って余裕に構えてたら……
これはまずい! 本気でオセロやるわ! というわけで竹俣紅を社内に迎えてオセロ対局しました。その様子をお届けします。
LINE社内にきた竹俣紅。さっそくエントランスにあるガチャガチャを見つけてテンションが上がっている。
「まわすよ〜」
「でました」
なんという天使。しかし今回のテーマはあくまでも「竹俣紅を相手にオセロでボコボコにする」のがテーマであり、美人女流棋士になごんでる時間はないのである。
「よろしくおねがいします!」
「あ、はい……よろしくお願いします……」
明らかに様子がおかしい筆者。
(このおじさん体調悪いのかな…)
あまりの美しさに冷静さを失っている筆者ではあったが、いざ対局開始!
見よ真剣なこの表情。
黒が竹俣紅、白が筆者。実はこの局面、完全に白が有利なのである。オセロというのは、最終的に多く石を取れば勝ちになるが、序盤は自分に石が少ないほうが優勢になることがほとんどといえる。
普段将棋を指しているときもこのような雰囲気なのだろうか。
気づくと白が隅を獲得。完全に筆者優勢の局面となった。
すでに形勢が決まっていることを悟った様子の竹俣紅。悔しそうな表情を浮かべる。
そして筆者の勝利! まわりで観戦していた同僚たちが全員ブーイングしてくるがいっさい気にせずガッツポーズで嬉しさを表現する筆者と「なんなの」みたいな視線を浴びせる竹俣紅。自分のことながら、大人げなさすぎる。
1回戦:筆者53 - 竹俣紅11で筆者の勝ち
「将棋だってハンデつけるんですからオセロだってハンデつけてくださいよ!」とねだる竹俣紅。
というわけで2回戦は竹俣紅が白番で「最初から隅に2つ白石を置いた状態」でスタート。これはちょっと厳しい……。将棋でいうと飛車角落ちのような状態だ。
ハンデで2つあるもん〜。
「あああああ……これはまずい!」一気に劣勢に立たされる筆者。
「あれ? これ……」
「これ完全に私のほうが有利ですよね?」
「うるさい早く打て!」
筆者、全力で追い上げるもぎりぎり追いつけず、2回戦は竹俣紅の勝利!
2回戦:竹俣紅34 - 筆者30で竹俣紅の勝ち
というわけで将棋だけでなく、オセロも予想外の強さをみせた竹俣紅。しかしもはやそんなことはどうでもよくて、無邪気にオセロに興じる姿をみて筆者はすさんだ心が洗われるような感覚になったのである。わかっていただけるだろうか。
そんな彼女にミニインタビューとして話を聞いてみた。
―― オセロを勉強してみてどうでした?
将棋を勉強し始めた時と同じような感覚になってとても懐かしかったです! 将棋と似たような奥深さを感じました。
―― そもそも将棋を勉強したきっかけは?
小学校に入る前、そろばんの本を買いに本屋に行ったのですが本がなかったんです。私、当時から漢字が好きだったのですが、将棋のコマに漢字がたくさん書いてあるじゃないですか。なので本屋で将棋の本を買ったのがきっかけです
―― 将棋とオセロで通じるところはありますか?
先を読んでいく必要があるのは共通しています。それから将棋の世界で「敵の打ちたい所に打て」という格言があるんですけどオセロも似ていると思いました!
―― 将棋で有名な羽生さんや青嶋さんはチェスの世界でも有名です。紅さんも他のボードゲームをやってみたいと思うことあるのでは?
新しい競技をやるとハマってしまう性格なので……将棋がまだ強くないので他の競技をやる余裕はないです〜!
―― LINEブログを始めてみてどうですか?
日々書くことを見つけて書いています。ブログは友だちも見てくれていて楽しいです。
―― ブログを始めて何か生活は変わりましたか?
食べたものを写真に撮ってブログにアップするようになりました。食べ物の写真の撮り方がうまくなったと思います(笑) そういえば、最近ブログを読んでくれている後輩から「先輩、甘いもの食べ過ぎ!」と言われました!
―― 学校では部活に入ってるのですか?
はい、私は将棋部のマネージャーをやっています。将棋を指導することもありますし、大会参加の申し込みなどもやっています。
―― 文化祭で多面指し(大人数相手に将棋を指すこと)したりするのですか?
はい、対局は子供限定なのですが多面指しすることもあります。特に受験生の方がいっぱいきて、その時に多面指しをすることが多いですね。
―― 多面指しだと負けたことありますか?
ハンデがあるとさすがに負けることもありますね(笑)
―― 男性の棋士と女流棋士というのは交流あるんですか?
もちろんあります! 女流棋士のイベントに男性の棋士の方も来ていただいて一緒に将棋を指すことも多いです。ただ、公式戦で男性の棋士と女流棋士が将棋を指すことはほとんどないです。
―― 紅さんの今後の目標を教えてください。
まずは昇段です!
―― ありがとうございました。
竹俣紅 公式ブログ
会いたい “あのひと” を身近に ―― LINE BLOG。
将棋もオセロも全力で取り組む姿に心打たれました!
オセロ及びOthelloは登録商標です。
ぜひそんな彼女を紹介したいと思い原稿を書き始めたのだが、ふと
「紅ちゃんは将棋以外のボードゲームも強いのかな?」
と。そして彼女と連絡をとり実現したのがこの企画
「竹俣紅に将棋で勝てないからオセロで挑戦してみた」
これはまずい! 本気でオセロやるわ! というわけで竹俣紅を社内に迎えてオセロ対局しました。その様子をお届けします。
LINE社内にきた竹俣紅。さっそくエントランスにあるガチャガチャを見つけてテンションが上がっている。
「まわすよ〜」
「でました」
なんという天使。しかし今回のテーマはあくまでも「竹俣紅を相手にオセロでボコボコにする」のがテーマであり、美人女流棋士になごんでる時間はないのである。
「よろしくおねがいします!」
「あ、はい……よろしくお願いします……」
明らかに様子がおかしい筆者。
(このおじさん体調悪いのかな…)
あまりの美しさに冷静さを失っている筆者ではあったが、いざ対局開始!
見よ真剣なこの表情。
黒が竹俣紅、白が筆者。実はこの局面、完全に白が有利なのである。オセロというのは、最終的に多く石を取れば勝ちになるが、序盤は自分に石が少ないほうが優勢になることがほとんどといえる。
普段将棋を指しているときもこのような雰囲気なのだろうか。
気づくと白が隅を獲得。完全に筆者優勢の局面となった。
すでに形勢が決まっていることを悟った様子の竹俣紅。悔しそうな表情を浮かべる。
そして筆者の勝利! まわりで観戦していた同僚たちが全員ブーイングしてくるがいっさい気にせずガッツポーズで嬉しさを表現する筆者と「なんなの」みたいな視線を浴びせる竹俣紅。自分のことながら、大人げなさすぎる。
1回戦:筆者53 - 竹俣紅11で筆者の勝ち
「将棋だってハンデつけるんですからオセロだってハンデつけてくださいよ!」とねだる竹俣紅。
というわけで2回戦は竹俣紅が白番で「最初から隅に2つ白石を置いた状態」でスタート。これはちょっと厳しい……。将棋でいうと飛車角落ちのような状態だ。
ハンデで2つあるもん〜。
「あああああ……これはまずい!」一気に劣勢に立たされる筆者。
「あれ? これ……」
「これ完全に私のほうが有利ですよね?」
「うるさい早く打て!」
筆者、全力で追い上げるもぎりぎり追いつけず、2回戦は竹俣紅の勝利!
2回戦:竹俣紅34 - 筆者30で竹俣紅の勝ち
というわけで将棋だけでなく、オセロも予想外の強さをみせた竹俣紅。しかしもはやそんなことはどうでもよくて、無邪気にオセロに興じる姿をみて筆者はすさんだ心が洗われるような感覚になったのである。わかっていただけるだろうか。
そんな彼女にミニインタビューとして話を聞いてみた。
―― オセロを勉強してみてどうでした?
将棋を勉強し始めた時と同じような感覚になってとても懐かしかったです! 将棋と似たような奥深さを感じました。
―― そもそも将棋を勉強したきっかけは?
小学校に入る前、そろばんの本を買いに本屋に行ったのですが本がなかったんです。私、当時から漢字が好きだったのですが、将棋のコマに漢字がたくさん書いてあるじゃないですか。なので本屋で将棋の本を買ったのがきっかけです
―― 将棋とオセロで通じるところはありますか?
先を読んでいく必要があるのは共通しています。それから将棋の世界で「敵の打ちたい所に打て」という格言があるんですけどオセロも似ていると思いました!
―― 将棋で有名な羽生さんや青嶋さんはチェスの世界でも有名です。紅さんも他のボードゲームをやってみたいと思うことあるのでは?
新しい競技をやるとハマってしまう性格なので……将棋がまだ強くないので他の競技をやる余裕はないです〜!
―― LINEブログを始めてみてどうですか?
日々書くことを見つけて書いています。ブログは友だちも見てくれていて楽しいです。
―― ブログを始めて何か生活は変わりましたか?
食べたものを写真に撮ってブログにアップするようになりました。食べ物の写真の撮り方がうまくなったと思います(笑) そういえば、最近ブログを読んでくれている後輩から「先輩、甘いもの食べ過ぎ!」と言われました!
―― 学校では部活に入ってるのですか?
はい、私は将棋部のマネージャーをやっています。将棋を指導することもありますし、大会参加の申し込みなどもやっています。
―― 文化祭で多面指し(大人数相手に将棋を指すこと)したりするのですか?
はい、対局は子供限定なのですが多面指しすることもあります。特に受験生の方がいっぱいきて、その時に多面指しをすることが多いですね。
―― 多面指しだと負けたことありますか?
ハンデがあるとさすがに負けることもありますね(笑)
―― 男性の棋士と女流棋士というのは交流あるんですか?
もちろんあります! 女流棋士のイベントに男性の棋士の方も来ていただいて一緒に将棋を指すことも多いです。ただ、公式戦で男性の棋士と女流棋士が将棋を指すことはほとんどないです。
―― 紅さんの今後の目標を教えてください。
まずは昇段です!
―― ありがとうございました。
竹俣紅 公式ブログ
会いたい “あのひと” を身近に ―― LINE BLOG。
将棋もオセロも全力で取り組む姿に心打たれました!
オセロ及びOthelloは登録商標です。