「性の博覧会」、早速ウェブサイトもオープンしている

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   大人のおもちゃ、アダルトビデオ、エロいフィギュアなどを製作する企業や個人を集めた総合博覧会が千葉の幕張メッセで開催されることになった。「明るく正しい、そして豊かなセックスライフを提案」という触れ込みで、世界一のSEXグッズの祭典を目指すそうである。

大人のおもちゃ、フィギュア関連グッズが出品

   いわば「SEXPO」(性の博覧会)ともいうべきもので、その第一回「ATE2007 Adult Treasure EXPO」が2007年7月27日から29日までの3日間開催される。エントリーされるのは日本の企業や個人を中心に300。アダルトビデオ、サイト、ゲーム、書籍などのエンタテインメント系。大人のおもちゃ、ウエア、フィギュア関連のグッズ系。風俗営業店店舗、ホテル、システム開発などの娯楽施設・設備系。コンドーム、検査薬、クリニックの医療・福祉・医薬品系など。入場者は20歳以上に限定され延べ入場者数20万人を見込んでいる。

   現在、世界最大の「SEXPO」は、ラスベガスで毎年1月に行われる「AVN ADULT ENTERTEINMENT EXPO」。入場者は12万人ということだから、計画通りに進めば、日本での博覧会が世界最大の「SEXPO」になる。

   主催するのは、広告事業や芸能プロダクション事業などを幅広く手掛けるトレジャーワークス。同社には「エロポン」というフィギュア製作部門があり、先のラスベガスの「SEXPO」に参加していた。日本でも「SEXPO」を開きたいと、ラスベガスの主催者AVN社に相談。協力が得られることになり日本での開催に踏み切ることになった。

AV女優の会場での露出は水着まで

   しかし、日本ではこうしたアダルトグッズを大衆の目に晒すのはタブー視されているのではないのか。「ATE 2007 実行委員会」の中村まさ比呂代表はJ-CASTニュースの取材に答え、

   「そうですね、タブー視されていましたよね。でも、既に世界中で行われている博覧会ですし、日本でアダルト商品のPRの場が無いのもおかしい。そして、ここにきてようやく(社会環境の変化やニーズの高まりもあって)日本で開催できることになったんです」

   確かに日本のアダルト系のフィギュア、アニメやゲーム、ビデオなどは世界的に人気であり、それを買うために秋葉原などを訪れる外国人が急増している。

   問題の開催内容だが、「あくまでも日本の法律を遵守し、明るく楽しいイベントを中心にして、過激なSEX表現は控える」と中村代表は言う。アダルトビデオ業界からの出展希望が多いようだが、AV女優の会場での露出は水着まで。性犯罪撲滅運動や、性教育の問題「性感染症シンポジウム」なども予定されている。広報部長にはタレントで「エロ・テロリスト」のインリン・オブ・ジョイトイさんが就任した。