セックスがうまくいかない人に贈る3つの名言

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 全人類の共通の問題、セックス。セックスが上手くいかないと悩んだ経験は、大人であればだれしも一度はあるはずです。
 そんな「セックス」や「モテ」についてあますところなく語っているのが、『すべてはモテるためである』(二村ヒトシ/著、イースト・プレス/刊)。著者はAV監督で知られる二村ヒトシさんです。
 ここではセックスに悩みを抱えている人のために、本書から抜粋して、名言を3つ紹介したいと思います。

■「キモチイイことを、キモチワルイ相手とするな。」
 本書の解説の中で上野千鶴子さんが述べている言葉です。この言葉の後には「援交こと援助交際の女の子に言ってやれるセリフは、これに尽きます」と続きます。
 セックスは本質的に「キモチイイ」ことのはず。それなのにセックスが「キモチワルイ」のは、もしかしたら「キモチワルイ」相手とセックスしているからかもしれません。
 「キモチワル」くないのは、著者いわく「かんじのいいバカ」と「考えられる人だが、臆病すぎない人」の二種類だけ。
 セックスをする・しないを、学歴、職業、収入、外見などから決めるのではなく、「キモチワルくない」「キモチワルイ」かで決めるようにすれば、あなたのセックスは格段に「キモチイイ」ものになるはずです。

■「セックスにも訓練が必要だ。」
 『暇と退屈の論理学』の著者であり、哲学者である國分功一郎さんは、著者との対談の中で、なにごとも「楽しむためには訓練が必要」で、「性的な楽しみ、たとえばその一例であるセックスですら、訓練が必要である」と語っています。
 一般的には、女性が自慰をすることや、男性が風俗に行くことを「けしからん!」と思う人は多いもの。
 でも、「愛」や「恋」や「生き方」、そして「セックス」についても、訓練し、学びとっていこうという姿勢は、必ずやより充実した生活をもたらしてくれるはずです。

■「セックスしているときは相手の目を見よう、相手の名前を呼ぼう。」
 この言葉は本書の最後に、著者が尊敬しているAV監督・代々木忠監督の言葉として引用しているもの。
 著者は、「女性を口説くこと」や「まだ(自分と)セックスしていない、なるべくエッチそうな女性とセックスしてみること」や「してみて相性の良かった相手と、さらにセックスすること」が非常に好きで、それが高じてAV男優になり、最終的にAV監督になったと本書の中で告白しています。
 そんな著者だからこそ、良いセックスには良いコミュニケーションが必須だということに気付いたのかもしれません。

 いかがでしたか?
 簡単なようで難しい“セックス”。
 でも、ちょっと意識を変えてみるだけで、あなたのセックスは間違いなく変化するはずです。
 本書を参考に、素敵なセックスライフを送ってくださいね。
(新刊JP編集部)