インテルのオーナー権を手放したマッシモ・モラッティ現名誉会長が、いろいろと振り返っている。例えば、FWマリオ・バロテッリのことはどうやって忘れたのだろうか?

「マリオのことは好きだ。彼とは特別な関係だった。我々の下で成長し、素晴らしいことをやってきたからね。今、いくつかチームを変えてから、彼は少し苦しんでいるかな」

FWズラタン・イブラヒモビッチのことも忘れられないだろう。

「私は今も彼とはつながっている。すべてのサポーターが納得するわけではないだろうがね。だが、彼は我々にいろいろなトロフィーをもたらしてくれた」

キャプテンのMFハビエル・サネッティについて話すとき、モラッティ名誉会長の目は輝く。

「ハビエルとつながっているのは、最初からほぼずっと一緒に特別な関係だったからだ。彼には大きな賛辞を送りたい。本当に素晴らしいからね。昨季終盤のケガで、引退するとか、復帰が2014年2月になるとか思われたが、ケガをしてから2、3カ月で、彼はすでにピッチにいたんだ。特別な犠牲を求められるケガをして、あのようなプロとしての模範を示せるのは見たことがない」

エリック・トヒル会長にオーナー権を手放したモラッティ名誉会長は、インテル内部における自身の役割について、次のように話している。

「インテル・キャンパスはクラブのオーナー権移行とは別だ。私の娘が関わっていく。私には、取締役会で何度か手を上げる機会、いくつかのことを拒否する機会があるだろう。武器やギャンブル、遺伝子組み換え食品といった、認められていないこととのスポンサー関係など、ね