1日に行われたユヴェントス対ウディネーゼの一戦で、ユヴェントス・スタジアムのゴール裏スタンドに座った1万2000人の子供たちが、ウディネーゼGKジェリコ・ブルキッチに対して汚い野次を飛ばしたことは、2日にイタリアで話題となった。

イタリアオリンピック委員会のジョヴァンニ・マラゴー委員長は、「ポジティブな側面」を見るようにしようと訴えたが、ロシア代表のファビオ・カペッロ監督は「イメージが汚された」と厳しく話している。

「今回のことを受けて、考えてしまうね。子供たちまでもが、相手選手を罵倒するのであれば、この国において倫理やスポーツマンシップの問題は非常に深刻ということだ。私がユヴェントス・スタジアムにいたら、スピーカーで野次をやめるようにうながすことを求めていただろう」

一方で、カペッロ監督はミランMFカカーについても言及している。

「ミランは正しい解決策を見つけたと思う。代表取締役が2人になって、ミランが成長できるように彼らは貢献するはずだ。ミランには順位を上げられるだけのすべてがある。悪い出だしとなったが、昨日の試合で見ることのできた意欲は正しいものだったよ」

「そこに、カカーのようなフオリクラッセ(桁外れの選手)がいるんだ。彼は模範となっており、ミランの以前のスピリットを示している。彼がチームを背負っているんだ。ロッカールームを正しく導き、ミランの勝者のメンタリティーを与えている」