「ミランの状況は落ち着きを取り戻した。ガッリアーニは残る」

ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長は30日昼、このように明らかにした。さらに同日夜、次のように発表している。

「2人の代表取締役というクラブ組織について、完全合意したことを喜んで発表したい。アドリアーノ・ガッリアーニはスポーツセクションの代表、バルバラ・ベルルスコーニはクラブのそのほかの活動セクションの代表だ。私は、クラブとチームのより近くにいることを約束した」

ベルルスコーニ名誉会長は29日夜、同日退任を発表した右腕のガッリアーニ代表取締役とディナーをともにしている。「ディナーが終わって、ガッリアーニはより楽になっている。全員がそれぞれのポストにとどまり、ミランは一致団結して前進する」と明らかにした。

ガッリアーニ代表取締役は、「会長の言葉は34年前から絶対であり、コメントすることはない」と発言。その後、『ANSA』で再び声明が発表され、ガッリアーニ氏とバルバラ女史は「ミランのため、クラブの未来の発展のために協力する用意」ができており、前者が後者に電話して、「シルヴィオ・ベルルスコーニの言葉は絶対に従うべきもの」と一致したと伝えられた。

ベルルスコーニ名誉会長はこの日、ミラネッロでチームやマッシミリアーノ・アッレグリ監督と対面し、メディアにミランの今後について説明する予定だった。だが、悪天候のために自宅からミラネッロへ向かうヘリコプターを飛ばせず、声明で発表することになった。