フライドチキンにご用心  12歳、食べすぎで腎臓病に

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(台北 25日 中央社)台湾夜市のB級グルメとして人気の鶏排(フライドチキン)を4年間食べ続けた12歳の女児が先月、萎縮腎で緊急入院した。

台湾各紙が先週報じたところでは、台中市のこの女児は先月、風邪薬を飲んだ後に排尿困難となり、見る見るうちに全身が腫れ上がり意識がもうろうとし、救急に運び込まれた。女児の腎臓は2つとも著しく萎縮しており、生涯に渡り人工透析を受けなければならない状態で、担当医師は、女児が放課後のおやつに毎日鶏排を買い食いする生活を4年ほど続けていたことが原因との見方を示している。

医師は、女児の腎臓は元々弱かったが、家族に腎臓疾患者はおらず、明らかに異常な高たんぱく・高カロリーの食生活に問題があったと指摘。専門家は、フライドチキンや炭酸飲料などは慢性疾患を引き起こしやすく、保護者は子どもの食生活によく気を配るべきだとコメントしている。

女児の腎臓体積は同年齢の子どもの半分ほどしかなく、退院した今でも自宅で毎日夜間の人工透析を続けている。