20日のコッパ・イタリア決勝でナポリと対戦するユヴェントス。アントニオ・コンテ監督はFWアレッサンドロ・デル・ピエーロとともに前日会見に臨み、「素晴らしいシーズンの集大成だ。ナポリ戦ではほかにない気持ちを感じるだろう」と語った。

八百長スキャンダルの捜査において、元シエナの選手フィリッポ・カロッビオが、コンテ監督の名前を出していることについて問われると、コンテ監督は次のように答えている。

「リーグ戦のときと同じだ。何もない。私も記事を読んだが、答えなければいけないわけじゃない。捜査をしている人たちへの敬意を欠くからね。呼ばれたら喜んで答えるさ。コッパ・イタリア決勝が私のラストゲームになる? 私は何にも答えない」

ユヴェントスで19年間を過ごしたデル・ピエーロにとって、ナポリ戦はクラブでのラストゲームとなる。先発出場予定のキャプテンは、「これまではすべてがファンタスティックで、表現できないものだった。明日はチームメートたちと一緒に、また新たな勝利の1ページを記したい」と語った。

「これまでとは違う、特別な日々だった。でも、勝利を手にすることに集中していたよ。今はこの目標から気をそらしたくない。大事なのは今だ。明日の試合のこと、勝つことを考える。それからバカンスがあって、後のことはそれからだ」

「カタール? 月曜から考えるよ。今じゃない。ピッチに向かう前に自分がどう感じるかは分かっている。この素晴らしいイベントにできるだけ専念できるように、正しく集中しなければいけない」

「僕らは最高のポジションにいる。イタリア王者としてこの一戦を迎えるからね。でも、矛盾しているけど、最悪のコンディションでもあるんだ。優勝を祝っていたところだし、ナポリのクオリティーはとても素晴らしいからね。でも、僕らはここに来るまでにどれだけの汗を流したのかを思い出しながら、全力を尽くす。それが、勝つための武器になるはずだ」

なおデル・ピエーロは、ナポリ戦で元オアシスのノエル・ギャラガー氏が、ゲストとして試合開催地オリンピコに招かれていることを明かしている。