14日のセリエB第35節、ペスカーラ対リヴォルノの一戦で、試合中に倒れたリヴォルノMFピエルマリオ・モロジーニは、そのまま帰らぬ人となってしまった。すでに多方面から、この悲劇へのメッセージが届いている。

アルド・スピネッリ(リヴォルノ会長)
「大変な悲劇だ。私は家で試合を見ていた。ウチの選手たちが泣いているのを見て、びっくりしたんだ。連絡して、悲劇的な状況だと言われた。ピエルマリオは1月にウディネーゼから来たが、具合が悪いところなどまったく見せていなかった。常に素晴らしい状態だった」

フランチェスコ・トッティ(ローマFW)
「サッカーのピッチで25歳の青年が倒れ、亡くなる。ショッキングな映像で、僕らの目に長く焼きつかれるだろう。このような悲劇の前に、言葉はない。沈黙し、敬意を払うのみだ」

エディ・レヤ(ラツィオ監督)
「試合をしていたらどんな気持ちで臨めたか? 延期にするのは正しいことだった。残念ながら、進まなければいけない。私は個人的にモロジーニのことを知らないが、ナポリにいたときに幹部と彼のプレーをチェックしたことがある。素晴らしい展望が待っているはずだった。彼は短期間にご両親と兄弟を亡くしている。悲劇だ。言葉が見つからない。選手たちは4、5か月ごとに検査を受けている。だが、悲劇は起こり得るんだ。運命なんだ」

ロベルト・バローニオ(ウディネーゼ時代のチームメート)
「僕がウーディネにいたとき、マリオはプリマヴェーラから来たんだ。素晴らしいヤツだった。両親と兄弟を亡くしていたんだ。運命は、彼からすべての家族を奪っていた。そして、彼のことも連れていってしまったんだ。ピエルマリオは多くのチームでプレーした。多くの同僚たちがショックを受けているだろう。延期にしたのは正しかった」

クラウディオ・マルキージオ(ユヴェントスMF)
「(『フェイスブック』にて)言葉がない。同僚や友人のことを想う。サッカーのピッチで、こんな風に死ぬなんて! もちろん、僕は彼のことを最も知っている人間ではない。でも、彼が素晴らしい男だったと言うことはできる。下部組織時代、僕がユヴェントスで、彼はアタランタで、何度対戦したことか。それに、U-21代表でも! ピエルマリオ、君のことがすごく恋しくなるだろう」

ジャンパオロ・ポッツォ(ウディネーゼ・オーナー)
「私のサッカーにおけるキャリアで最も悲しい日の一つだ。26年間、このような悲劇は記憶にない。我々はテレビで彼の具合が悪いと聞いた。ピッチで倒れたとね。だが、最初はそれほど深刻だとは思わなかったんだ。その後、意識がなく、かなり良くないと知った。それから1時間30分後、亡くなったという最悪の知らせが病院から届いた」

「最悪の知らせだ。彼は何年も我々の下にいたのだからね。6年以上前にアタランタの下部組織から獲得したんだ。2005年以降、彼はウチでプレーした。とても真面目で、非常にプロフェッショナルだったことを覚えている。とてもうまい選手でもあった」

「レンタルで複数のチームを経験したが、開幕前には常に戻ってきていたんだ。何カ月かプレーし、それからレンタルに出ていた。ボローニャやパドヴァなどにね。今年は1月までとどめていたが、人員過多だったため、リヴォルノにレンタルさせたんだ。そして今日、このショッキングな知らせが届いた。チームと監督は今日の試合を戦うことを拒んだよ。『プレーすることはできない』と言っていた」