MFマレク・ハムシクの次はFWエセキエル・ラベッシだ。彼ら本人ではなく、その愛する人たちが強盗の被害に遭っている。『calcionapoli24.it』が報じたもので、ラベッシの恋人であるヤニナ・スクレパンテさんが26日夜、2人の強盗によってロレックスを盗まれたそうだ。

彼女は苛立っており、被害に遭ってからすぐ、『ツイッター』で「アルゼンチンは安全じゃないと言われているけど…ナポリはクソの街だわ…武器を手に時計を盗まれたのよ!」と怒りをつぶやいた。

もちろん、不幸な彼女の怒りのつぶやきを見たナポリの人たちはすぐに反応。「どこででも起こり得ることだ。言葉を慎め。お前の彼氏が神でいるのはナポリだけだ」との反論が出てきた。ここから口論に発展し、スクレパンテさんは「私にとっては重要じゃない。もしも私に何かがあれば、私の恋人はここから出て行く。それに私は神になんかなりたくない!」と言い返している。

やりとりをしていた一人であるルカ・アッカリーノ氏が、『calcionapoli24.it』に事の顛末を伝え、その30分後にはすべてのやりとりが消え去った。だが、フォロワーはすべてをコピーしており、おそらくは怒りにまかせてつぶやいていたヤニナさんの、発言を取り消そうという試みは、あまり役に立たなかった。

その後、ヤニナさんは同じ『ツイッター』で、次のように謝罪している。

「ナポリの街全体に謝罪します。私のつぶやきは、顔にピストルを突きつけられて強盗に遭い、恐怖を感じた女性が気持ちを吐露したものでした。アルゼンチンで起きたことでも、同じようにつぶやいていたということも言わせてください。ナポリとナポリの人たちには、理解していただきたいです。これほど美しい街を憎んだり、悪く言ったりすることはできません」

一方、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は次のように述べ、ナポリの街を擁護している。

「ナポリは暴力的な街ではない。むしろ、今の犯罪首都はローマだ。今のような時期に車と高級時計で出かけるのは、彼女がナポリ人になっていないことの表れだよ。起きたことは気の毒に思うし、直後に強い言葉を発するのも理解できる。だが、ナポリの選手の妻や恋人というだけで、何でも免れるわけではない。とにかく、ナポリは素晴らしい街だ」