どの街か、どのユニフォームかは決めなければいけない。だが、ユヴェントスFWアレッサンドロ・デル・ピエーロは、40歳まであと3シーズン、プレーを続けるようだ。スペイン『パイース』のインタビューで、同選手がそのように話している。

「いつまでプレーしていたいですか?」――『パイース』の記者の質問に、デル・ピエーロは「40歳までだね」と落ち着いて答えた。ただ、続いて、「どこでキャリアを終えたいですか?」と聞かれると、彼は「それは答えたくないな。僕は気楽にキャリアのこのステージを終えたいんだ」と答えている。

ユヴェントスのアンドレア・アニェッリ会長は10月18日、「これがユーヴェでのラストイヤー」と、デル・ピエーロが今季で退団することを公にしている。

デル・ピエーロはインタビューの中で、「一緒にプレーした中でのベストプレーヤーは、ロベルト・バッジョと(ジネディーヌ・)ジダンだった。テクニック的に彼らは素晴らしかったよ」ともコメント。最も苦しめられたDFについては、「(ファビオ・)カンナヴァーロ、(アレッサンドロ・)ネスタ、(リリアン・)テュラム」と答えた。

ミランFWズラタン・イブラヒモビッチが自伝の中で、ペップ・グアルディオラ監督を殴るとバルセロナを脅したことを明かしたが、デル・ピエーロはこれについて、「ここ(ユヴェントス)でも手をあげそうになった」と暴露。「あなたに対して?」と質問されると、「いやいや、違うよ! 僕だったら、僕が彼を殴っていただろう。日ごろのズラタンは穏やかなんだ。でも、とても要求が強くて、自分自身やほかの人間でも、ベストを尽くすことを望むんだよ」と続けている。

また、アニェッリ会長は14日、デル・ピエーロと彼の今後について、「彼とユーヴェは唯一のものだ。(ジャンピエロ・)ボニペルティや(ミシェル・)プラティニのようにね。そういう人は多くない。私のオフィスのドアは、アレックスに開けたままにしているよ」と語った。