傾斜積層構造を用いた熱発電チューブ

傾斜積層構造を用いた熱発電チューブ


パナソニックは次世代エネルギー開発で本当にトップに立とうとしています。


パナソニックのプレスリリース
世界初*)、傾斜積層構造を用いた熱発電チューブを開発
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn110620-2/jn110620-2.html#1


このプレースリリースを読んで、最初は何のことやらさっぱりわからなかったのですが、5回くらい読み込んでみるとこれはとんでもない大発明だ!と確信しました。


細かい原理は多分、高校レベルの化学や物理では理解できないので端折りますが、つまりお湯を通すと発電するチューブを発明したのです。


だったらお湯を沸かさなきゃいけないって?そんな必要ないでしょ。 
別府や草津など日本中に点在する温泉がそのまま発電所ですよ。箱根なんて強羅で温泉卵作ってる横で発電できるようになるかも。箱根町役場のEV用急速充電器が24時間営業になるかもしれないですよ。


いまのところ10cmあたり1.3Wの電力ということですから熱損失を無視すれば、1mで13W、1kmで13KWを発電できるということです。 写真を見ればそんなに太いチューブでもなさそうなのでトグロを巻けば1kmくらいは2坪程度の大きさに収まるのではないでしょうか?


立地問題で立ち行かなくなっている地熱発電を違うアプローチで実現可能にした大発明だと考えます。


(北森涼介)




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