リヴァプールとアメリカ人オーナー、太西洋を挟んだ戦いへ
ロンドンの高等法院が13日に、リヴァプールのアメリカ人共同オーナー、トム・ヒックスとジョージ・ジレット氏の訴えを退けると、両氏は直ちにテキサスの裁判所に訴え、クラブがボストン・レッドソックスの親会社に売却されるのを差し止める命令が出された。
もともと現オーナーも、売却先の所有者もアメリカ人で、さらにはアメリカの裁判所も巻きこんだことで、このリヴァプール売却話は今や大西洋をはさんでの戦いに発展している。
もっとも、リヴァプールと債権者のロイヤル・バンク・オブ・スコットランドは14日ただちに、テキサスの裁判所命令を覆すために動き出し、また、ニュー・イングランド・スポーツ・ヴェンチャーズ社は、テキサス出身のビジネスマンたちがいかにあがこうが、リヴァプールと合意した買収の話を進め、オーナーになれる日が来るまで長期戦も辞さないとの決意を新たにしている。
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