シーズンオフにリーグ・アンでもっとも精力的な補強を行なったマルセイユ。中でも、ポルトからMFルチョ・ゴンサレス、レアル・マドリーからDFガブリエル・エインセのアルゼンチン代表2人、バレンシアからフェルナンド・モリエンテスを獲得するなど、チャンピオンズリーグ(CL)を見据えて国際レベルの大物選手を揃えた。

 大型補強の“効果”は早くもユニフォームの売行きに表れている。南仏の地方紙「ラ・プロヴァンス」によると、昨シーズン記録した42万枚の売り上げを更新しそうなペースだ。

 そのせいで、市内にあるマルセイユのオフィシャル・ショップ3軒では、CLで着用する黒いユニフォームの選手名に使う白文字の「H」が在庫切れになる事態にまで至った。名前にHが入る選手には、新加入のルチョ(LUCHO)、エインセ(HEINZE)のほか、主力のDFイウトン(HILTON)、MFシェイルー(CHEYROU)がいる。

 ちなみに一番人気のルチョ・ゴンサレスは、チーム合流早々の7月末に鎖骨を骨折、全治4〜6週間と診断された。現在は治療に専念しており、9月中旬のCLグループリーグ初戦に間に合うかどうかは微妙だ。