■退場者3人出た試合
 セリエA第31節が11日に行われ、ローマダービーは退場者3人を出す荒れ模様の中ラツィオが勝利した。
 試合は立ち上がりから激しい展開となり、ラツィオが2分にパンデフ、4分にはサラーテのゴールで2点を先行すれば、ローマも10分にメクセスが決めてすぐさま1点を返す。荒れたのは2−1のまま迎えた後半、ラツィオが58分にリヒトシュタイナーのゴールでリードを再び2点に広げると、反撃したいローマは62分にパヌッチが退場。75分にはラツィオのマツザレム、ローマのメクセスがともにレッドカードを受け、試合は10人対9人に。数的不利のローマは80分にデ・ロッシが決めて1点差に詰め寄ったが、終盤にラツィオがだめ押しの4点目を挙げ、4−2で勝利した。ラツィオは勝ち点44で9位、ローマは同49で6位となった。

 首位インテルはパレルモと2−2で引き分けた。バロテッリとイヴら紐う゛ぃっちのPKで2点をリードしたが、73分にカヴァーニ、その3分後にはスッキに同点ゴールを許し、勝ち点3を逃した。足踏みとなったが、2位ユヴェントスもジェノアに2−3で敗れたため、その勝ち点差は10ポイントに広がった。

 一方、3位ミランはキエーヴォとアウェイで戦い、セードルフのゴールで1−0勝利。勝ち点を61に伸ばし、ユーヴェとの差を2ポイントとした。ジェノアは同57でCL圏内の4位をキープ。5位フィオレンティーナもカリアリを2−1で下し、ジェノアを2ポイント差で追走している。