まさかの2失点目に頭を抱える楢崎<br>(photo by Kiminori SAWADA)

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6日(土・現地時間)、サッカーW杯アジア最終予選A組が開幕。日本の初戦は、アウェーで強豪バーレーンと対戦、試合は、セルティック・中村俊輔が前半18分に得意のフリーキックで先制すると、PKを誘った2点目にも絡む大活躍で勝利を挙げた。

しかし、試合終盤、後半42分過ぎから、たて続けにゴールを奪われる2失点の失態。大勝ムードから一転、終わってみれば、不安と課題を残した一戦となった。

8日には、羽田空港着のチャーター機で帰国した日本代表メンバーだが、GKの楢崎正剛は自身のブログで「終盤の戦い方にはとてもじゃないけど納得いくものじゃなかった」と綴り、試合を振り返った。

楢崎は、「失点する時にはだいたいいくつかの細かいミスが重なってるもの」と前置きしながらも、「一番ミスが起こる確率が低ければいけないところでの事だったので、責任を痛切に感じるラスト5分になってしまいました」と自らを叱責。それでも、ブログの後半では「前向きにこれを必ず次につなげて最終予選を戦おうと思います」と意気込みを語っている。

10月15日には、埼玉スタジアムでウズベキスタンとの第2戦を行う日本代表。親善試合とはいえ、オランダを下したオーストラリアに、日本が次戦で戦うウズベキスタンを3−0で下しているカタールと、強豪がひしめく過酷な予選リーグは、一つの失点が命取りとなりえるだけに、楢崎にかかる期待と責任は大きい。