松坂にエースの称号―。ロードアイランドの地元紙「プロビデンス・ジャーナル」紙の電子版は、30日付けで、前日のホワイトソックス戦で16勝目を挙げたボストン・レッドソックスの松坂大輔投手について、「アメリカン・リーグの中地区の首位を走るホワイトソックスに対して、エース級の内容だった」と絶賛した。
 この日は、エースのベケットが右肘痛で故障者リスト入りしたことで、松坂が当初の予定より1日繰り上げ登板で先発した。ストライク先行で、8回を投げて球数を104球に抑えた省エネピッチを高く評価した地元紙は、エース不在というチーム事情の中、16勝を挙げた松坂の力を認めた格好。それまでは、辛口評が多かった同紙だが、この日の記事では、「このような投球内容は、松坂にしては珍しい。通常は走者を出して、苦しむことが多いが、この日はうって変わって、球数を抑え、無駄を省いた内容。エースらしい投球だった」と伝えている。