プロ野球・東京読売巨人軍の人気低迷が深刻を極めている。巨人戦の平均世帯視聴率が下降の一途を辿っているからだ。

メディアリサーチを行うビデオリサーチ社のデータを見てみると、6月の巨人戦・平均世帯視聴率は9%で、20度目の日本一に輝いた2002年の年間平均視聴率16.2%に比べると、その差は歴然。テレビ各局による番組放送回数も僅か6回と、5月の14回に比べ、既に半数以下にまで減っている。

現在は交流戦も終わり、1日現在辛うじてAクラスに踏みとどまってはいるものの、勝率は5割とふるわず、首位阪神との差も11ゲームに開き、注目を維持するには厳しい戦績だ。

8月には、北京五輪も開幕。野球に関する興味は、星野ジャパンへと一斉に移ることが予想されるため、このままでは2006年8月の平均世帯視聴率6.8%を下回る、過去最低月間平均視聴率となるのは避けられそうにない。