九州は梅雨入り前ですが、18日土曜日は活発な雨雲がかかる予想。南東斜面を中心に、20日月曜日頃まで断続的に雨が降るので、総雨量が多くなる恐れがあります。

九州 滝のような雨の降る所も

18日土曜日は、西から気圧の谷が近づくでしょう。このため、西日本は九州南部を中心に雨雲が発達して、所々で激しい雨が降りそうです。種子島・屋久島地方では、明け方から局地的に1時間に50ミリ以上の滝のような雨が降り、傘が全く役に立たなくなったり、車の運転が危険なレベルになったりするでしょう。気象庁が発表した「分布予報」でも、まだ暗いうちの未明(0〜3時)から、すでに雨が強まる予報になっています。

大雨のピークは? 今回の雨のポイントは?

今のところ、九州の雨のピークは18日土曜日ですが、今回のポイントは「気圧の谷の動きが遅いこと」。このため、雨のもとになる「暖かく湿った空気」の流れ込みが「長い時間」続くでしょう。九州の雨は、18日土曜日だけでなく、20日月曜日頃まで断続的に降りそうです。九州南部だけでなく、九州北部でも、暖かく湿った空気が流れ込む南東斜面を中心に、総雨量が多くなり、大雨となる恐れがあります。
梅雨入りは、平年だと、九州南部が5月31日ごろ、九州北部が6月5日ごろですが、梅雨入り前でも大雨に十分な注意が必要です。雨が降り出す前に、側溝や雨どいを掃除しておくなど、17日金曜日のうちに、早めに備えをしておいて下さい。